Knight News Challenge 2012 Data部門の受賞者発表

2012年9月25日 in Special


Knight News Challenge 2012 Data部門の受賞者が発表されました。毎年、クールなチャレンジャーが多数応募するKNCですが、今年のData部門で特に注目したいのが、OpenElectionCensus.IRE.orgです。

OpenElectionは、米連邦政府・州政府の選挙結果に関する広範囲なデータをcsvやJSONで利用可能にし、Census.IRE.orgは、貧弱な米統計局のデータ分析ツールの替わりに、2010年の統計情報を簡単に分析できるツールを開発して提供しています。ここまでならどこかで聞いたことがありそうです。

注目したいのは、OpenElectionもCensus.IRE.orgも、異なるメディアの編集者、技術者のコラボレーションでプロジェクトを実行しているところです。OpenElectionはWashington Postの記者であるSerdar Tumgorenと、New York Timesの開発者であるDerek Willisの協働プロジェクトです。Census.IRE.orgは、Chicago Tribuneの開発者Joe Germuska、WNYC公共放送局の編集者John Keefe、Spokesman-Reviewの編集者Ryan Pittsのチームが開発しました。日本で言うと、読売と朝日が協力したり、それにNHKが加わったりするようなものでしょうか。ジャーナリストの世界も、所属する企業という枠を超えて活動が拡がっていき、データを操れるジャーナリストが優位の立つのは間違いないところです。

KNCではこの他にも、日本で放射線レベルの観測データを測定・公開しているSafecast、近隣情報収集・可視化・分析用ツールを提供するLocalData、オープンストリートマップの作成に誰でも簡単に貢献できるツールを開発したNew Tools for OpenStreetMap、マルチメディアコンテンツのアーカイブシステムのPop Up Archiveなどが選ばれています。Pop Up Archiveを使ってオーディオデータを保存した”The Kichen Sisters”のビデオも、ほんわかして良い感じです。

出典:http://www.knightfoundation.org/press-room/press-release/six-ventures-bring-data-public-winners-knight-news/

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)