オープンデータの定義

2012年9月27日 in Special


出典:http://opendefinition.org/okd/

Open Knowledge Foundation (OKFN)は”Open Data Handbook”プロジェクトにおいてオープンデータを次のように定義しています。

  • オープンデータとは、オープンの定義(Open Definition)で定められているデータのことである
  • オープンデータとは、誰でも自由に利用することができ、再利用や再配布も自由に行なうことができるデータのことである

OKFNはオープンの定義(Open Definition)において、データがオープンであるための11の要件を詳細に定義していますが、その中でも特に重要なのは以下の点です。

  • オープンデータは、コピーなどの最低限の再生産コスト以下で提供しなければならず、インターネットで入手可能なことが望ましい
  • オープンデータの形式は、仕様が公開されて自由利用することができ、使用にあたって金銭やその他の制約を一切課さないような形式でなければならない
  • どんな人やグループでもオープンデータを利用することができ、その利用分野を制限してはならない
  • オープンデータに付随しているライセンスは、オープンデータの再配布や譲渡を制限してはならず、修正や派生データの作成を認めるものでなければならない

つまり、オープンデータとは、「最低限のコスト負担で、誰でも自由に利用できる形式で入手でき、利用者や目的を全く制限されることなく、再配布や譲渡、変更や派生を自由に行うことができるデータ」のことだと言えます。

オープンデータ先進国の1つオランダでは、こうしたオープンデータを普及させるために新しい競争法を施行しています。この新しい競争法では、公的機関が公的資金や公的活動を通じて得たデータをもとに製品やサービスを有料で販売している場合(注:日本でもこうした例はたくさんあると思いますが)、そうした公的機関と競合する民間部門が同じデータにアクセスできなかったり、あるいはデータを有償で購入せざるを得なかったりすると、不公正競争として訴えることができます。これは公的機関が保有しているデータに対してオープンデータの特性を持たせるための、具体的な法規制の一例です。

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)