家畜防疫マップシステムがリリース

2012年10月13日 in News



おととし発生した口蹄疫の際に初動が遅れた、という反省に基づき家畜防疫マップがリリースされました。

全国の畜産関係農場をデータ化―家畜防疫マップシステムを稼働  農水省

所在地などの事実情報が網羅されただけでなく、マップや航空写真に重ねることで範囲の視覚化や実際のアクションにつなげられるように考慮されており、画期的な試みと言えます。

しかしながら、残念なことにこれらの情報にアクセスできるのは特定の関係者だけのようです。

データをオープンにすることには、何かしら新しい価値を産み出すということだけでなく、情報隠蔽や不作為の作為を防ぐ意味合いもあります。今後は改善されるのかもしれませんが、過去の事例では事が重大であればあるほど中心的な事実が公開されづらい傾向があります。

そこで考え方を変えてデフォルトをオープンにしてみてはいかがでしょうか。最初から公開しておけばいざという時に改めて公開可否の判断で悩む必要が無くなります。

もちろん、事はそう単純ではなく個人情報保護や風評被害を防ぐといった側面とのバランスも必要です。全ての情報ではなくとも、位置情報や統計的な数値などの事実情報だけでも公開されると多方面で活用できる可能性が広がります。
こういった事実情報だけでもぜひ公開を検討してほしいものです。

Photo of cattle is (c) jrubinic, licensed CC-By.

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Shu Higashi (東 修作)

Written by

Georepublic Japan に勤務。OKJP事務局長及びオープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパン 事務局を兼務。Code for Japan設立発起人。内閣府電子行政オープンデータ実務者会議利活用推進WG構成員。 OpenStreetMapという自由な世界地図を作る活動をきっかけにオープンデータの活動に関わりはじめました。主な関心領域はデータのライセンシング、コミュニティ活動、市民参画、国際連携など。 投稿記事の内容はあくまで個人としてのものであり、所属する組織を代表する見解ではありません。