OGPLと市民活動、両輪でオープンデータ化を進めるインド

2012年10月15日 in Special


出典:http://data.gov.in/

2012年5月21日、インド政府とアメリカ政府は共同でデータポータル構築用のプラットフォームであるOpen Government Platform(OGPL)を開発したと発表しました。これはアメリカのデータポータルであるdata.govをオープンソース化したものであり、インド国立情報学センター(National Informatics Centre)と、アメリカのdata.govチームとの6ヶ月以上にも及ぶ協働作業の成果です。OGPLについては、特にアフリカの政府が高い関心を示しています

OGPLはコンテンツ管理システム(CMS)、データ管理システム(DMS)、そして利用者関係管理 (VRM)から構成されており、ソフトウェア開発のための共用プラットフォームであるgithubにおいて公開され、誰でも自由に利用することができます。

出典:http://blog.okfn.org/2012/08/31/open-data-delhi/

2012年6月には、両政府はOGPL普及促進のための第2フェーズを開始すると宣言し、その中でルワンダが2カ国予定している試行国の最初の国としてOGPLの試用に合意したことを明らかにしました。アメリカ政府、インド政府共に、OGPLを自国のデータポータルに採用すると明言しており、アメリカ政府はすでにdata.govにおいてOGPLの一部を利用しています。インド政府のデータポータルdata.gov.inも2012年9月3日にβ版がオープンしました。

さらにインドでは、Open Knowledge Foundationによってオープンデータ勉強会&ワークショップが、ムンバイ、チェンナイ、バンガロール、デリーとシリーズ化されて立て続けに開催されました。今後は、政府によるデータポータル整備と、民間レベルでのオープンデータ普及活動がうまく相乗効果を発揮して、インド全体のオープンデータ化を強力に推進していく可能性があります。

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)