Open Data Indexに対してスペインから抗議の声

2012年11月14日 in News


このブログでもご紹介し、オープン・ナレッジ・ファウンデーション日本グループのローンチパーティでもご紹介したOpen Data Indexについて、11位となったスペインから抗議の声が上がっています

Open Data Index
出典:http://www.webfoundation.org/2012/09/introducing-the-open-data-index/

スペインでオープンデータや政府の透明性向上に尽力している多くの活動家は、スペインがこんな上位になるとは信じられないと述べています。スペインの現状は、情報公開法もなく、国レベルのオープンデータ方針や実践も皆無で、国の支援がまったくない中、いくつかの地域や地方政府が細々とオープンデータに取り組んでいるのが現状です。特に、最も重要なデータセットである健康、教育、公的調達、公式協議課題については当局が公表を差し控え、公開する予定もありません。

スペインの活動家たちが、Open Data Indexを発表したWorld Wide Web Foundationに問い合わせたところ、この指標は認識に基づいたものであり、より具体的に言うと、1人のスペイン人の認識に基づくものであるとの回答がありました。その1人が誰かは明らかにされていません。さらにWWWFによれば、今回の評価はあくまで利用可能性であって、オープン性ではないとのことです。

これに対して活動家たちは、Open Data Indexという名称は明らかに誤解を招くものであると非難しています。その他にも、個別のデータについてスペインの現状とはかけ離れた高スコアが与えられているなどの問題点を指摘し、WWWFに対してOpen Data Indexの見直しを強く求めています

オープンデータとは何か、オープンであるとはどういう状態を指すのか、その点について世界的に通用する標準的な定義が必要であると同時に、オープンデータに取り組む私たち自身も、データに基づいた行動を日頃から心がけなければなりません。

原文: Spain is a world leader in Open Data. Says who?

関連記事: Open Data Index、オープンデータの評価指標を発表

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Tomihiko Azuma

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Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)