Open Data Institute、4つのスタートアップを育成中

2012年12月6日 in Special


出典:http://www.theodi.org/

イギリスでオープンデータを活用したビジネス開発に取り組んでいる政府機関Open Data Institute(ODI)が、今年度育成している4つのスタートアップを公開しました。ODIについては以前の記事でもご紹介した通り、ティム・バーナーズ=リーとナイジェル・シャドボルトが率いる英政府肝入りの組織で、実行計画“Implementation Plan 2012 and beyond”において「最初の1年間で4つのスタートアップ企業を育成する」と約束していました。

ODIが育成している顔ぶれは次の通りです。

  • Mastodon C: ビッグデータ活用コンサルティングと、二酸化炭素排出量ゼロのクラウドサービス
  • Placr:: 公共交通機関のオープンデータアクセスAPIと、交通機関に関するデータセットの提供
  • Locatable: 不動産を探している人が自分の希望にあった物件を容易に見つけることを支援
  • OpenCorporates: 世界中の企業に関するデータを収集して提供

ところで、これら4つのスタートアップをオープンデータを活用したビジネス類型として分類してみると、面白いことがわかります。

例えば、これら4つは以下のように分類できます。

  • データサイエンスを駆使して新しい価値を発見する(Mastodon C)
  • データをアプリケーションから使いやすくする(Placr)
  • ユーザエクスペリエンスに優れたインターフェースでデータを可視化する(Locatable)
  • 大量のデータを世界中から集めてワンストップで提供する(OpenCorporates)

これを、この記事この記事で紹介したオープンデータビジネスの図に当てはめてみると、主要な部分を網羅していることがわかります。これが偶然なのか、ODIが意図したことなのか、それは分かりません。私は、ODIはオープンデータビジネスの可能性を探るために、あえて異なる分野のプレイヤーを意図的に選んだのではないかと思っています。

これら4つのスタートアップのうち、Placrについてはこの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。あとの3つについては、後ほど詳しくレポートします。

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)