ドイツのデジタル図書館がオープン、しかし課題も

2012年12月13日 in News


2012年11月29日、ドイツのデジタル図書館(DDB)がオープンしました。DDBは2千万点を誇るあのEuropeanaのドイツ公式アグリゲーターでもあり、そのデータ品質はEuropeanaよりもはるかに優れています。

出典:http://www.deutsche-digitale-bibliothek.de/

しかし、問題はライセンスです。

  • 自由なアクセスは認めるが、著作権等はDDBならびにデータ提供者が有する
  • 商用利用する際には、個々の著作権者から承諾を得なければならない

EuropeanaはCC0(Public Domain)を採用してます。DDBはその公式アグリゲーターであるにも関わらず、こうした制約の強いライセンスを採用したことは理解に苦しみます。さらにDDBの550万のデータのうち、300万を提供しているLandesarchiv Baden-Württemburgは、既にEuropeanaにもデータを提供しており、これらのデータをEuropeanaから利用する場合はCC0が適用されます。

文化遺産や科学的な業績をオープンなライセンスで自由に使えるようにすることのメリットは、Europeanaでさんざん議論され、その結果多くの機関から賛同を得てきました。DDBにはぜひ、Europeanaの歴史から学んで欲しいものです。

 

原文:Why the German Digital Library should learn from Europeana

 

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)