ケニア大統領選挙で党員の不正登録が発覚

2013年1月8日 in News


2013年3月に予定されているケニア大統領選挙に向けて政党が活動を活発化する中、政党が国民から承諾を得ることなく勝手に党員として登録しているという不正が発覚しました。政党は大統領候補を擁立するために、締切期限までに地域ごとに定められた数の党員を登録しなければなりませんが、いくつかの政党はその条件を満たすことが難しかったため、国民の識別情報を盗み勝手に登録した模様です。

 この不正が判明したのは、ケニアの”The Independent Electoral Boundaries Commission (IEBC)“という選挙や国民投票を監視する独立組織が政党登録機関と共同で党員のデータベースを作成し、国民が党員になっているかどうかを確認できる検索サイトを立ち上げたことがきっかけです。

出典:http://www.iebc.or.ke/rpp/

このIEBCのサイトを利用したジャーナリストのLarry Madowoが自分の情報を確認したところ、The National Alliance Party (TNA)の党員になっていることがわかり、驚いたMadowoは「私は党員になった覚えなどない」とツイートし、#FakePartyMembersKeというハッシュタグがすぐさま作られ、多くの国民が同じように不正に党員として登録されていることが明らかとなりました。

党員情報が公開されていなければ、またIEBCが国民IDやパスポート番号で検索できるサイトを立ち上げなければ、この不正は明らかにならなかったことでしょう。

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)