Creative CommonsのNC(非営利)ライセンスに関する問題について英語版ドキュメントがリリースされました

2013年1月9日 in News


ドイツの著作権の専門家がWikimediaドイツと協同で作成した“Folgen, Risiken und Nebenwirkungen der Bedingung Nicht-Kommerziell – NC”英語版がリリースされました。是非一度読んでいただきたいのですが、もし時間がないようでしたら、「5.商用利用とは」だけでも読んでみてください。私は以下の部分を読んでとても納得できました。

“商用利用”という用語は、それぞれの機関や人の営業行為に関する倫理的評価を意味しているのではなく、単に商業上の利益を得たり、報酬を得ることを目的としている可能性があることを意味しているに過ぎません。つまり、公的資金や民間の寄付からすべてのお金を得ている人以外にとっては、商用利用は必要なことなのです。(pp.10-11)

個人ブログで運用コストをカバーするために広告を掲載している場合が例として挙げられています。1円でもお金を得たら商用なのか、収入がコストを上回ったら商用なのか、それとも相当の利益を上げたら商用なのか、判断は困難を極めます。その結果、NCライセンスの付されたコンテンツを含むCCモジュールの利用を控える人が続出します

NCライセンスには、「多国籍企業のWebサイトで営業用に使われたくない」ライセンサーや、「何となく非営利がいいかな」というライセンサーの意図とはかけ離れた大きな影響を与える可能性があります。

出典:Consequences, risks and side-effects of the license module “non-commercial use only”

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)