インフルエンザに立ち向かう市民アプリ

2013年1月23日 in News


インフルエンザが日本でも流行し始めています。国立感染症研究所によると群馬・茨城・千葉などでは警報レベルを超えている保健所地域があり、全国でも大幅に増加しています。

インフルエンザの流行はアメリカでも深刻な問題になっており、ボストンではインフルエンザによって死亡する人の数が昨年の4倍を上回り、ついにトーマス・メニーノ市長は公衆衛生緊急事態(public health emergency)を宣言しました。

インフルエンザの予防にはワクチン接種が有効です。市の公衆衛生局などは無料のワクチン接種を実施しているのですが、問題は「誰がどこに何時に行けばワクチン接種が受けられるのか」を市民に上手く伝える方法がないことです

シカゴでは、こうした問題を解決するためにThomas Kompareという技術者がGet Flu Shotというアプリケーションを開発し、シカゴ市のオフォシャルサイトで公開しました。Get Flu Shotでは、住所を入力するかGPS機能のあるモバイルデバイスを使うことによって、近くでワクチン接種が可能な場所を簡単に見つけることができます。

このシカゴのGet Flu Shotを見つけたボストン在住のHarlan Weberは、すぐさまKompareに電子メールを送り、それをボストンでも使わせてもらえないかと頼み、36時間後にはボストン版Get Flu Shotが立ち上がりました。さらにGet Flu Shopはフィラデルフィアにも広がりつつあります。

インフルエンザウィルスが拡散するスピードに負けないくらい素早い市民アプリの広がりは、公的データと市民パワーを組み合わせることがいかに有効であるかを示しています。

出典:Civic app for finding flu shots goes viral

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)