データドリブンエコノミー、データバリューチェーン構築を急ぐEU

2013年3月7日 in Special


2012年7月1日、欧州委員会は情報社会総局(Directorate General for the Information Society)を再編し、新たに通信ネットワーク・コンテンツ・技術総局(Directorate General for Communications Networks, Content and Technology)、通称”DG CONNECT”を発足しました。この再編に伴って新たに誕生したのがDirectorate G: Media & DataのUnit G3 - Data Value Chainです。

Data Value Chain Unitは、改編前のUnit E1 – Language Technologiesと、Unit E2 – Technologies for Information Managementと、Unit E4 – Access to InformationのPublic Sector Information関連活動とを統合したものです。

Data Value Chain Unitのミッションは、欧州のデータ資源を合理的に活用し、管理し、再利用することによって、商業的・社会的付加価値を高めることです。世界をリードするアプリケーションや中小企業による新ビジネス創造、公的機関・民間機関の効率向上などを達成するために、オープンデータフレンドリーな政策とビジネス環境を整えることを使命としています。

Data Value Chain Unitが重点的に取り組むのは以下の項目です。

  • 欧州にデータ産業を出現させ、データ集約型アプリケーション領域における効率を高めるための欧州データバリューチェーン戦略を策定すること
  • より優れた意思決定や効率向上を実現するために、ビジュアライゼーションや多言語データを含むデータやコンテンツの分析に関する研究や、データ集約型セクターにおけるデータ駆動型の知恵や知識の活用に関する研究を促進すること
  • オープンデータと言語資源に関する汎ヨーロッパ・ポータルの基礎作りを行うこと

Data Value Chain Unitは欧州委員会におけるオープンデータ戦略推進のまさに中心となり、汎ヨーロッパ・ポータルによってEU全域のオープンデータと多言語リソースを束ね、新しいデータ産業を生み出すためのプラットフォームを作ろうとしています。

参考: Data Value Chain(CORDIS)

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)