オープンナレッジ: オープンデータを越えて

2013年5月14日 in Special


原文(2013/5/1 Open Knowledge Foundation Blog)

OPEN KNOWLEDGE: MUCH MORE THAN OPEN DATA (WRITTEN BY LAURA JAMES)

licensed under CC BY 3.0.

 

私たちはしばしば「オープンナレッジ」という言葉を、統計からソネットに至るあらゆる種類のオープンデータやコンテンツを含む、より広い意味を持つ言葉として使ってきました。しかしこの言葉には、私たちがなぜ「オープンデータ」ファウンデーションではなく「オープンナレッジ」ファウンデーションであるのかを示す、より深遠ではるかに重要な意味があります。

オープンデータが役に立ち、使うことができ、そして実際に使われた時にはじめて、オープンデータはオープンナレッジとなります。オープンナレッジファウンデーションは、このオープンナレッジの重要性を信じています。オープンナレッジとは、単にデータが公開されているとか、自由に使える状態のことではありません。オープンナレッジとは、データが利用可能で、つまりアクセスでき、理解でき、意味があり、そして実際の問題解決を助けることができることを意味しています。オープンナレッジは力を与えるものでなければなりません。オープンナレッジは、市民や組織が世界を理解し、本質を見抜き、有益な変化をもたらすことができるよう支援しなければなりません。

オープンナレッジには単なるロウデータをはるかに越えた意味があります。私たちは支援運動やキャンペーンによってロウデータや情報を公開させることはもとより、ツールを開発することによってロウデータを人々が使える知識に変えることにも取り組んでいます。例えば、私たちは人々がデータを上手く取り扱うために必要なツールやオープンソースソフトウェアを開発したり、データを扱うために必要なスキルを身に付けるためのハンドブックを作成したりしています。こうした活動を組み合わせることによって、私たちは伝道師にもメーカーにもなることができ、世界を変える大きな力となることができるのです。

オープンナレッジによって世界を変え、活気あるオープンナレッジコモンズが市民に力を与え、公正で持続可能な社会を作るという私たちのビジョン。その実現は一つの大きな挑戦でもあります。私たちのビジョン実現にはしばらく時間がかかるかもしれません。しかしこのビジョンは、オープンナレッジエコシステム実現のためにオープン化に取り組み、ツール開発などさまざまな支援活動に従事する素晴らしい人々と組織の世界的なネットワークによって、必ずや実現されるものと固く信じています。

私たちオープンナレッジファウンデーションは、オープンナレッジエコシステムをつくりあげるという世界的な運動にコミットし、これからも長い間そのビジョンの実現に向けて取り組みます。オープンナレッジによって世界をより良いものに変える活動に、皆さんが参加されることを私たちは心から願っています。これから数か月に渡って、皆さんはさまざまな方法で私たちの活動を支援することができます。ですから今、私たちのニュースレターの購読を申し込んだり、近所のグループミートアップを探したり、まずは連絡を取り合うことから始めてみましょう。

 

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)