NYの支出をチェックするCheckbook NYC、ついにオープンソース化。民間企業が100万ドル相当の支援提供
2013年6月10日 in News
ニューヨーク市の会計監査役John C. Liu氏はPersonal Democracy Forum 2013において、ニューヨーク市の日々の支払いデータを公開しているサイト”Checkbook NYC“をオープンソース化し、githubに公開したと発表しました。
Liu氏はOracleとCGIに対して、両企業が市当局の財務管理情報システムとCheckbook NYCとをつなぎ、データを自動的に供給するアダプター開発に協力してくれたことに感謝の意を表しました。このアダプターによって、OracleやCGIを利用している他の自治体はCheckbook NYCを格段に導入しやすくなります。さらにLiu氏は、Checkbook NYCのオープンソース化や、アダプター開発のための技術支援や開発環境整備に尽力してくれたとして、REI Systemsに対しても謝意を表しました。
Oracle, CGI, REI Systemsがニューヨーク市に対して提供した支援は、合計で100万ドル相当に上ると試算されています。こうした新しいオープンな協働の取組に対して、 Personal Democracy Forumの創設者Andrew Rasiej氏は、ニューヨークはまさに20世紀の”E-Government”から21世紀の”We-Government”へ進歩しようとしていることの表れだと述べています。
Checkbook NYCのオープンソース化については、U.S. Public Interest Research Group、Sunlight Foundation、Code for Americaなども支持を表明しており、今後の広がりが期待されています。
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