スリランカの新ガバメントポータル、オープンデータセクションを新設し86のデータセットを公開、モバイルサービスも充実

2013年7月17日 in News


スリランカ政府は、2013年6月25日から26日にかけてコロンボで開催されたFutureGov SAARC Summit 2013において、新しいガバメントポータルGOV.LKを立ち上げたと発表しました。この新ガバメントポータルにはオープンデータセクションが新機能として追加されており、86種類のデータセットが公開されています

データセットのカテゴリは、農業、コールセンター関係の統計、犯罪、経済、雇用、インフラ、投資、人口、交通事故、一般、などであり、市民の関心が高いデータを中心に公開されています。データを提供している政府機関は、スリランカ投資庁スリランカ中央銀行センサス統計庁自動車交通局ICTエージェンシー輸出入管理局外務省海外雇用庁スリランカ警察などです。スリランカが政府全体でデータ公開に積極的に取り組んでいることがよくわかります。

データの二次利用に関しては、以下の自由が保証されています

  • 情報をコピー、公開、配布、送信すること
  • 情報を改変すること
  • 情報を営利目的で使用すること、例えば他の情報と組み合わせたり、自分の製品やアプリケーションに組み込んだりすること

さらに新ガバメント・ポータルにはmServicesというセクションがあり、政府機関が提供しているモバイルサービスの一覧を見ることができます。例えば、セイロン漁業公社は日々の魚の値段を調べることができるモバイルアプリSri Lanka Fish Pricesを提供しています。さらにセイロン漁業公社は同様のサービスをSMSでも提供しており、SMSが使える安価な携帯電話から簡単なテキストメッセージを送ることによって魚の値段を調べることもできます。

スリランカの新しいガバメント・ポータルはICTエージェンシーが中心となって開発しました。ICTエージェンシーは新ガバメント・ポータルを開発するに際し、利用者の意見を聞いたり、国連のE-Government Surveysを参考にしたとのことです。また、ICTエージェンシーはこの新ガバメント・ポータル開発をアウトソーシングしており、その費用は50万スリランカ・ルピー、およそ5000USドルでした。

 

参考: NEW GOVERNMENT PORTAL LAUNCHED IN SRI LANKA

 

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Tomihiko Azuma

Written by

Chief Fellow, Institute for International Socio-Economic Studies (株式会社国際社会経済研究所 主幹研究員)