オープンデータを定義する

2014年3月23日 in Featured, Special


(訳注:この記事は本家OKFn.org記事の日本語訳です)

オープンデータは目的を問わず、誰でもどこででも自由に利用し、共有し、構築のベースにすることができるデータです。これは、オープンデータの簡潔な説明と詳細な定義の両方をお伝えするために、2005年にオープン・ナレッジ財団が作成したオープンの定義全文を要約したものです。

オープンデータの運動が広がり、より多くの政府や組織がオープンデータを受け入れるにつれ、オープンであることの便益の享受を実現し、プロジェクト間の非互換性を作り出したり、コミュニティを分裂させることの危険性を回避するためには、「オープンデータ」とは何を意味するのかという明瞭で同意された定義の存在がますます重要となっています。

オープンはあらゆる出所や話題からの情報に当てはめることができます。誰でも公衆による自由な利用とその便益のためにオープン・ライセンスの下で自分のデータを公表することができます。私たちはよく予算や地図のような公開情報を公表する政府と公共部門の組織、あるいは自分たちの成果としてのデータや出版物を共有する研究者たちについて考えがちですが、、どんな組織でも情報をオープンにすることができます(企業、大学、NGO、スタートアップ、慈善活動家、コミュニティグループおよび個人)。

オープンデータに対する1ページの紹介ではもっと様々な種類のデータについて読むことができます

交通科学製品教育持続可能性地図立法図書館経済学文化開発ビジネス設計金融…などにはオープンな情報があります。したがって、オープンの意味についての説明はこれらの情報源と種別のすべてに当てはまります。オープンにすることは、データ(ビッグデータであれスモールデータであれ)に対して、あるいは画像、テキストおよび音楽などのようにコンテンツに対しても適用することができます。

そこで、オープンの意味とは何なのか、そしてこの同意された定義がオープンデータおよびオープンコンテンツが成長し新たなコミュニティにリーチするにつれ、なぜ私たちが協働、共有、調整するのに極めて重要なのか、ここにあらためて明確にお伝えします。

オープンとは何ですか?

オープンの定義の全文には、オープンデータとは何かということについて詳しく書かれています。
オープン性には2つの重要な要素があります:

  • 法的なオープン性:データを取得し、その上で何かを作成し、それを共有することが法的に認められていなければなりません。法的なオープン性は通常、データへの自由なアクセスと再利用を認める適切な(オープン)ライセンスの適用によって、もしくはデータをパブリック・ドメインに置くことによって提供されます。
  • 技術的なオープン性:そのデータの利用に技術的な障壁があってはなりません。例えば紙への印刷物、あるいはPDFドキュメント中の表としてデータが提供されると、情報の活用に非常に困難を来します。したがって、オープンの定義にはデータが一括して(バルクで)、そして機械可読な状態で利用可能であることを要求するような「技術的なオープン性」のための様々な要件があります。

オープンにはいくつかキーとなる側面があり、オープンの定義はそれについて詳細に説明しています。オープンデータは、利用者が誰か、どこに住んでいるのか、あるいはこのデータで何をしたいのかといったことにかかわらず誰にでも利用可能です。利用者の制限があってはなりませんし、商用利用も問題ありません。

オープンデータは一括で(それゆえ作業しやすい状態で)利用可能でなければなりませんし、無料もしくは合理的な再生産原価以下で利用可能であるべきです。情報はデジタルであって、できればインターネット経由でダウンロードして利用可能で、コンピュータでも簡単に処理できるものであるべきです。もしそうでなければ、利用者はデータの力を完全には利用することができません。組み合わせることで新たな洞察を生み出すことができるのです。

オープンデータは、人々がそれを利用し、再利用し、他のデータセットと混ぜあわせた結果の頒布も含めて、再頒布することを許可しなければなりません。

オープンの定義は一般に、人々がどのようにオープンデータを利用できるかということについて、条件が付けられることを認めていません。しかし、データ提供者が適切な方法で利用者に帰属表示や、データに変更があったかどうかの明示や、元のデータを使って作られた新しいデータセットもオープンデータとして共有する、といったことを求めることは認めています。

オープンの定義の背後には3つの重要な原則があり、これがオープンデータの力強さの根幹となっています:

  • 利用可能性とアクセス:人々はデータを取得できます
  • 再利用と再頒布:人々はデータの再利用および共有が可能です
  • ユニバーサルな参加:誰でもデータを利用できます

オープンの定義のガバナンス

2007年以来、オープンの定義は諮問委員会によって管理されてきました。これは、定義と関連する材料の維持および開発に対して公式な責任を持つグループです。その使命は、オープンナレッジコミュニティの全般的な便益のためにオープンの定義という作業を前に進めることであり、どのライセンスがオープンの定義に適合しているかを決めるための特定の責任を持っています。

委員会はコミュニティが運営する組織です。委員会の新メンバーは、諮問委員会の既存のメンバーの合意にもとづいていつでも指名することができ、委員会の作業分野における実証された知識と能力により選ばれます。

諮問委員会はオープンに進められ、誰でもメーリング・リストに参加することができます。

オープンの定義について

オープンの定義は多くの人々からのインプットをもとにオープン・ナレッジ財団によって2005年に作成されました。定義は、直接的にはオープン・ソース・イニシアチブオープン・ソースの定義に基づきました。自由なコミュニティおよびオープン・ソース・コミュニティがソフトウェアのために開発したこれらのよく確立した原則とをほぼ再利用して、データとコンテンツに適用することができました。

コミュニティの多くの翻訳者の努力のおかげで、オープンの定義は30以上の言語で利用可能です。

近日公開予定のオープン性に関する記事について

近日中に、私たちはオープン性を説明するテーマに関する記事を投稿する予定です。その内容にはオープンの定義のより詳細な調査や、サンライト財団の10の原則やティム・バーナーズ=リーの5つ星システムのようなオープンの定義のオープン性に対する原則と特定のセットとの関係 、なぜ共有され、同意されたオープンデータの定義を持つことがそんなに重要なのか、そしていかに「オープンデータ化すること」について取り掛かることができるか、といったことが含まれます。

原文(2013/10/3 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Defining Open Data / Laura James, licensed under CC BY 3.0.

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