オープンデータをスケールさせる9つのモデル – 過去、現在そして未来

2014年3月29日 in Featured, Special


(訳注:この記事は本家OKFn.org記事の日本語訳です)

Golden spiral, by Kakapo31 CC-BY-NC-SA

オープンデータの可能性はこの10年間私たちを魅惑しています。

私はTheyWorkForYou のようなサイトを構築することで、政府を実際に利用可能なものにしたいと思いながら過ごしてきました。

しかし、そのような興奮は最終的には重要なことではありません。

重要なのはスケール(規模の拡大)です。どのような組織構造がこの運動を爆発的に加速させるでしょうか?

自律成長しているボランティア・コミュニティを作ることによってでしょうか、あるいは資金フローを作り出すことによってでしょうか?

この投稿は、機能しているものも(まだ)機能していないものも含め、手短にそして挑発的に俯瞰します。

現在機能しているもの

1) 新しいデータを登録するためにコミュニティを形成する。OpenStreetMapMusicBrainz は2つの大きな事例です。これが機能するのはコミュニティがデータの発生源であるからです。しかしながら、これまでのところどちらも私が思ったほどにはその産業の支配力を持っていません。

2) オープンデータの上流側の生成者にツールを売る。これは、中央政府のためにCKAN が行っている(そして新しいScraperWiki のCKAN ツールが支援している)ことです。これはmySociety が行っていることであり、FixMyStreet のインストール一式を地方自治体に売る場合は、その結果としてRSSフィードで道路の陥没を公表します。

3) オープンデータを(ひっそりと)利用。あらゆる組織がこれを行っていますが、決してそのことを話しません。これはブルームバーグのような全く古いデータ再販業者の鍵です。これはScraperWiki のプロフェッショナル・サービスの顧客のうちのほとんどが私たちに依頼するものです。社会に対する価値は巨大で目に見えません。大きな欠点は、それがオープンデータの供給をスケールさせるのを支援しないということです。

4) 下流側の利用者にツールを売る。これは必ずしもオープンデータに固有の話ではありません。スプレッドシートやビジネス・インテリジェンスのような既存のソフトウェアはオープンなあるいはクローズドなデータと共に使用することができます。多くのオープンデータがウェブ上にあります。したがって、ウェブ・データをうまく使える新しいScraperWiki のようなツールは特にこれに適しています。

まだ機能していないもの

5) 協働的なキュレーションScraperWiki が、スクレイピング用のコードの編集に基づいてオープンデータ・キュレーション・コミュニティを作る大胆な試みとして始められました。その最初の形式(今後はScraperWiki クラッシックと呼びます)では、これはスケールしませんでした。なぜそれはスケールしなかったのか、ここに、オープンデータモデルの点から、いくつかの理由があります。

a. それは上流側ではありませんでした。あなたがいかなる出所を与えても、人々は自分が直接出所から取得するデータを最も信頼します。例えば、スクレイピングされたデータを電話を使って、手動で集められた新しいデータで補うことなどによって、これは部分的に上流側になることもできます。

b. それは内密なものではありません。理論的には、商品のデータも一緒になって公開で議論することで得るべきものは多数ありますが、それはほとんどの組織の本能に反します。

c. 既存の文化はそう多くはありません。フリー・ソフトウェア運動は、約15年後にオープン・ソース運動によって、そして25年後にGithubのようなツールによって開発準備が整った協働の豊かな文化を構築しました。少数の例外(特にOpenCorporates)を除いて、まだオープンデータのキュレーションプロジェクトはありません。

6) 多目的のデータ市場(特に主としてオープンデータを再利用しているもの)はまだ立ち上がっていません。いつかはできるかもしれませんが、それにはまずデータの整形や同期のためのうまく採用された、より高レベルの標準(おそらくCSVファイルを基にしたdat のようなもの)がまず必要だと思います。

これからが期待されるもの

今後、多数の輩出が期待される、すばらしく刺激的なモデルです。

7) 上流側に労働/金銭を与えて、よりよいデータの作成を支援する。これは全く新しいものです。その唯一かつ最も優雅な例は英国の国立公文書館の制定法データベースのキュレーティングです。彼らは、商用の法令関連出版社と政府の他の部分から支持されたスタッフの助けを借りて仕事をします。

これは人々が最も信頼し、データの品質を改善する最大の能力を持っている上流側に金銭を生み出すので、賢明なやり方です。

8) バイラルなオープンデータのライセンス設定。MySQLは、組込システム・メーカーにGPLdソフトウェアのプロプライエタリなデュアル・ライセンスを提示することで、この種のやり方として多大な利益を出しました。データでは、これにOKFNのOpen Database License を使用することができるでしょう。オープンデータを自分のクローズドデータと混ぜたい場合に、組織はお金を払うでしょう。私はこれを積極的に利用している人は知りませんが、OpenCorporates のクリス・タガートは数年前に私にこのモデルを教えてくれました。

9) 株式会社が、戦略的優位性のためにデータをリリースする。会社は戦略的な利得のために自らのデータの公開を始めています。これは非常に新しいもので、これからがより期待できます。

何か見逃していますか?あなたはオープンデータをスケールさせ、何10億もの利益をもたらすのはどんなモデルだと思いますか?

原文(2013/7/18 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post 9 models to scale open data – past, present and future / Francis Irving, licensed under CC BY 3.0.

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