炭素排出の透明性はグローバルなオープンデータの議題の中心にあるべき

2014年4月9日 in Featured, News


(訳注:この記事は本家OKFn.org記事の日本語訳です)

今週(訳注:2013年6月)、世界の最も強力な国家のうちの8つが、そのデータをオープンにする先例の無い多国間の公約を行いました

しかし、「汚染度」は「高価値と認められる」(技術付属書の6.2を参照)14のデータ領域の「エネルギーおよび環境」の標題の下のデータセット例としてざっとした言及を受けている一方で、排出を削減するためのコミットメントの実装や監視にとって不可欠であろう炭素排出の透明性やデータに関する議論は明らかに欠けていました。

これは、G8会合で気候変動の優先順位が全般的に高くないことを反映しており(それには今年の初めにフランスとドイツが挑戦しました)、今週前半と同様に気候NGO抗議者および政策専門家のすべてから槍玉にあがりました。

クロージングの33ページのコミュニケ内のページとは別に、「気候変動は、私たちの将来の経済成長と幸福のための主要な挑戦のうちのひとつである。」ということに注目すると、私たちの気候の破滅的な変動を回避するために世界が必要なコミットメントとエネルギーの規模があるとすれば、この話題は期待に反して、重要あるいは緊急といったレベルで扱われませんでした。

世界は「地球温度の上昇を産業化以前のレベルから2度までに制限する」必要があるということについては明示的な合意がありました。しかし、2015年にパリで開催される気候変動に関する次回の主要な国連サミットへの言及はさておき、G8諸国が必要な排出削減をどのように達成し監視するかについてかの議論はほとんどありませんでした。

最近の科学的調査によれば、地球温度2ºC(2度)増加の可能性を20%未満に減らすためには、世界には2000年から2050年の間に排出する二酸化炭素の割当てが合計で約886ギガトンある、ということを示しているようです。評価では、2011年までに私たちがこの割当て合計の約3分の1を既に燃やしてしまったということを示唆しています。そしてトップ100にリストされた石炭企業およびトップ100にリストされた石油およびガス企業が所有する化石燃料埋蔵量だけで、私たちの残りの割当てを越える量に相当します。既知の地球全体の埋蔵量は2,795ギガトン以上に相当します。

私たちが2度を越える温度上昇を回避するために、この886ギガトンの量の割当て以内に留めたい場合は、世界中の政府が至急深刻で具体的なコミットメントを作り始め、またその実施状況についてよりタイムリーでより細かい情報を公表する必要があります。こうすることでその目標に対して責任説明責任を果たすことができます。

英国トップ企業向けの温室効果ガス排出報告要件に関する英国の命令案は、この方向への1ステップです。しかし、それは英国のオープンデータの努力とは明示的に結びついていません(命令は、情報が機械可読であったりオープンにライセンスされた形式で利用可能になっているかといったことに関しては何も言及していません)。不可欠な排出統計の公表の遅れを6か月にまで縮小するために、私たちの諮問委員会メンバーのハンス・ロスリングは、スウェーデンの政府からどうにかコミットメントを得ました。それを実証することで、各国は18-24か月未満の遅れ(排出に関連する物語が最新性に希少価値を置くニュースの文化へ乱入するのを困難にする遅れ)で影響の大きい排出データを実際に公表することができます。

私たちは、炭素排出データはグローバルなオープンデータの議題の中心にあるべきだと思います。そして、私たちと一緒にこれを実現するようにオープンデータ政策決定者、公務員、提唱者および市民ハッカーに呼びかけます。

世界の炭素排出データをオープンにする私たちの努力について、もっと知識を得たければ、ツイッターの #OpenCO2 をフォローするか、あるいは私たちのopen-sustainability のメーリング・リストに登録してください:


Image credits: Match smoke by AMagill on Flickr (CC-BY).
図表は、カーボン・トラッカー・イニシアチブ不燃性炭素報告書からの化石燃料埋蔵量CO2排出可能性とグローバルな2度炭素予算との比較を示しています。

原文(2013/6/21 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Carbon emissions transparency should be at the heart of the global open data agenda / Jonathan Gray, licensed under CC BY 3.0.

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

okfj

Written by