増え始めたオープン・カンパニー・データ:G8、世界銀行、EITI…の特集

2014年4月15日 in News


(訳注:この記事は本家OKFn.org記事の日本語訳です)

以下のゲスト投稿は、オープンコーポレイツのクリス・タガートによるものです。ここに、彼はオープン・カンパニー・データの分野における最近の発展をとりまとめてくれています。この記事は、http://blog.opencorporates.com/ からのクロスポストです。商用利用を含め、再利用を許可し促進するオープンなライセンス下にある公共データの改善と公表が専門の会社、Chrinon株式会社によって公表されました。(オリジナルの投稿記事への直接のリンク

全て前向きな、多くの目覚しい進展があり、今月(訳注:2013年6月)はオープン・コーポレイト・データにとって良い月でした。また、オープンコーポレイツはそれらの多くで重要な役割を果たしたことを誇りに思います。

私たちにとって最初の、そしておそらく最も刺激的なことは、世界銀行研究所の支援による、オープン・カンパニー・データ・インデックスのローンチでした。これは、私たちが昨年行った法人データへのアクセスに関する報告書の最新バージョンを取り出し、使いやすいウェブサイトにそれを投入します。これにより法人登記簿がどれくらいうまく法令による情報を利用可能にするかを比較することができます。批判的にみれば、この極めて重大な情報は多くの国々において(高度に開発の進んだ国ですら)、いかに貧弱なアクセスかということを、全世界に対して単純に可視化するものです。しかし、それ以外にも私たちは、オープンコーポレイツの検索で5千万件以上の法人の完全なデータベースを網羅するために、オープンコーポレイツ上のすべての機能とデータを通して、インデックスをオープンコーポレイツバックエンドにシームレスにつなぎました。

open-company-data-index

私たちはまた、現在カバーされていない(元の報告は2012年4月時点でオープン・ガバメント・パートナーシップ諸国をカバーし、その後の報告でEU諸国をすべてカバーしました)国々やより多くの機能及び分析にまでこれを拡大することについても世界銀行と話しています。

open_corporates2

サイトのローンチも、法人登記簿への自由で、完全で、オープンなアクセスがまさにいかに重要かということに対する理解が増すにつれ、同時発生的に起こりました。これは、ロック・アーンのG8サミットの前夜にランカスター・ハウスでちょうど1週間半前に開催された、G8貿易、税および透明性イベント(上述)で強調されました。このような壮大な出来事に関してシニカルになるのは簡単です。しかし私は何らかの、特に英国政府および世界銀行の、プラスの差分を生みだすための純粋なコミットメントおよび努力であるように見えたものに感動したと言わなければなりません。

確かに、これについては政治的な要素があります。それにも関わらずこの施政は、オープンデータおよび企業透明性の双方において、歴代の英国政府のみならず他のG8政府よりもかなり踏み出した内容です。

このイベントにおいて、世界銀行の最高業務責任者Caroline Anstey は、「その企業登記簿の透明性を増加させる政府を奨励する」ために、新しいオープン・カンパニー・データ・インデックスがいかに力を持っているか強調しました
また、そのコアとなる公的な目的にたち返り、オープン性を取り入れ始めている登記簿の数が増加していることは特筆すべきことです。

さらに、G8では、オープンデータ憲章(訳注:日本語はこちら)がローンチされました。そしてこれは本当にオープンデータにおけるランドマークです。その言っている内容のためではなく、それは多くのオープンデータ・コミュニティが以前から言ってきたことですが、誰がそれを言っているか、ということのためです。ここには、達成のために要求される「オープン・バイ・デフォルト」にコミットし、高レベルの原則および実践的なアクションを提示する、世界の最も強力な国々(もちろん、中国が抜けていますが)のうちのほとんどがいます。英国と米国のように、以前から(そのアクションは必ずしもレトリックをバックアップするとは限りませんでしたが)これを言ってきているところもあります。他の諸国、例えば日本、ロシア、カナダおよびフランスにとって、これは相当に大きな方針転換です。

とりわけ有意義なのがおそらくドイツで、この時点まで、オープンデータは議論する価値があると考えることすら興味を示しておらず、依然としてその促進に向けた活発なステップはあまり取られていません。そのため、原則としてのオープンデータへのコミットですら、「オープンデータ・バイ・デフォルト…」は依然として多くありませんが、ドイツのオープンデータコミュニティのみならずヨーロッパのためにも、大きな意義を持っています。

この憲章は、さらに潜在的に会社登記簿のオープン化を支援します。法人/ビジネスの登記簿は、G8参加国が同意した付録にリストされるコアな高価値データセットのひとつです:「『オープン・バイ・デフォルト』及び『質と量』の原則に従い、私たちはこれらのデータの進歩的な公開に向けて努力します。」

最後に、G8上で誰が法人を所有しているかということについての進捗はほとんどありませんでしたが、単にマネーロンダリング、不正行為および組織犯罪といったもののためだけに重要ということではなく、いくつかの小さな動き、とりわけ法人および法的な取極めの悪用に関する一般原則についてのコミュニケからの次の行にあるようなもの、がありました:

金融商品、および無記名株式および名義株主とその支配者のような透明性を阻害する、何らかの株主構成の悪用が防がれるべきです。

あまり報告されていませんが、特に英国によるアクションを必要とするであろうこの節は、企業の透明性における、いくつかの特に企業ネットワークの著しい改善を見ることができました。これについてはいずれもっと詳しいブログ記事を投稿する予定です。

英国とフランスの両方が採取産業透明性イニシアティブ(EITI)にコミットすることで、採取産業分野で進捗がさらにありました。(引き続きイタリアも参加をコミットしました)また、EITIがオープンデータ、および採取産業に関与する法人に関する基礎データの点からまだ遅れている一方で、それに向けた小さな動きがあります。法人の構成は明らかには示されませんが、機械可読性は今やレポート向けに「推奨されて」います。

最後に、先週オープンコーポレイツは、5500万件の社章の取り込みを、そして次の2か月内にまさに行われようとしているいくつかの新しい法人登記簿の取り込みを(いくつかは初めてオープンデータとしてその情報を公表して欲しいと期待しているものを含め)難なくやりとげました。私たちは次の小さなマイルストーンとして6000万件と見ています。

オリジナルの投稿さらに詳細をOpen Corporates News のブログで読むことができます

原文(2013/7/1 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Open company data on the rise: featuring G8, World Bank, EITI… / Chris Taggart, licensed under CC BY 3.0.

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

okfj

Written by