320万ドルでどんなオープンガバメントを買えるのか?

2014年4月16日 in News


(訳注:この記事は本家OKFn.org記事の日本語訳です)

次のゲスト投稿は、Information Technology & Innovation Foundation のTravis Korte によるものです。

Still from GitMachines’ submission video

ナイト財団は市民と政府の対話方法を改善する新しいツールを設計する企画競争「ナイトのオープンガバメントに関する新たな挑戦」に何百もの登録申し込みを受け取りました。申込者は、ガバメントデータに関する多くの問題に気付きました:
ガバメントデータ・ポータルの混乱を招くインターフェース、提案された政策についての貧弱な国民の理解アクセスできない裁判記録、市民ハッキング・プロジェクトを妨害する厳格な秘密保持規定、ガバメントデータの貧弱な視覚化および市のプロジェクトに関する情報不足

先月(訳注:2013年6月)、財団は320万ドル以上の賞金を8人の受賞者に授与しました。これはそのまとめです:

  • Procure.io: オークランドおよびアトランタに拠点をおくこの組織は、政府との契約用の能率的な調達システムを作成予定です。単純なインターフェースを利用して、政府職員は公にアクセス可能で、容易にインデックスを付けられるデータベースに対して提案依頼書を出することができるでしょう。契約プロセスの簡素化によって、Procure.ioは、申込者の枠を広げて、より低い入札額を促進するかもしれません。
  • Outline.com: このケンブリッジ大学院卒の「政策シミュレーション」のスタートアップ企業はユーザに自分の年齢、収入およびウェブサイトについての他の一般的な詳細を入力させるでしょう。次に洗練された経済モデルを使ってプラスあるいはマイナスの量のドルを出力します。それは提案された政策の結果として、期待される所得純益の変更を表します。Outline は、さらに様々な政策における変化をカタログ化する透明性の高いバージョン管理システムを提供するでしょう。
  • Oyez: IITシカゴ-ケント法科大学で1997年に設立された、Oyez (静粛に)は連邦最高裁ドキュメントのための成功したデジタル化イニシアチブを管理してきており、今回同じモデルを州最高裁判所に適用したいと考えています。その努力は、5つの最大の州(CA、FL、IL、NYおよびTX)の法廷の記録を集めて、カタログを作り、標準化し、注釈を付け、国民に公表するでしょう。この組織は、さらにメタデータと平易な英語の要約を備えた記録に注釈を付けるために地方の「公共に近い機関」と共同で働くでしょう。
  • GitMachines: このワシントン(DC)のチームは、NISTとGSAのソフトウェア基準に準拠し、Apache Tomcatウェブサーバおよびデータ・ワークフロー管理ツールのDrake のような一般に使用されるオープンガバメント・ツールとともに予め構成されてくる、無料のクラウドベースのバーチャル・マシンを提供するでしょう。これらのサーバーを中央のバーチャル・デポから提供することで、GitMachinesは、さらにサーバー側のアドホックなIT資材に関連するコストを下げるでしょう。
  • Civic Insight: 彼らの作品BlightStatus(ニューオーリンズ用の都心部空洞化現象データの視覚化ツール)の構築を離れて、サンフランシスコ向けのCivic Insight(市民の洞察)は、経済発展と公衆衛生に関係するアプリケーション上で他の都市との相互作用で、その動的なマッピングソリューションの範囲を拡張するでしょう。
  • Plan in a Box: フィラデルフィアとニューヨークのチームは、自治体の計画立案活動のために設計されたウェブパブリッシング・プラットフォームを構築するでしょう。中小規模の都市内の地理的に限定されたプロジェクトを目的として、Plan in a Box(箱の中の計画)はモバイルやソーシャルメディアと連携して、中心に集められたニュースおよびフィードバック・リポジトリを提示するでしょう。主宰者は、自治体職員の側に高コストウェブデザインや過度の構成のない効率的なコミュニケーションを可能にすることを望んでいます。
  • Smart Communities – 政府のオープン化を推進: Local Initiatives Support Corporation のシカゴ支店は、市民参画に向けたコミュニティの能力を育て、将来のオープンデータ組織の利点を活かすために、三つ又のアプローチを提示します:
    1) 授業と職業訓練を提供することで、インターネット利用者を惹きつける。
    2) 近隣のウェブ・ポータル上や特別な会合内で既存のデータ・プロジェクトを紹介することで、現在利用可能なオープンデータをプロモートする。
    3) 5つのシカゴ近隣都市と会合を開き、追加するオープンデータを優先付けしたり、要望したりする。
  • OpenCounter: サンタクルーズ市(CA)とCode for America は、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(OpenCounterプラットフォームを使用して、ソフトウェアを構築するための1セットのプロトコル)、技術者ではない利用者がウェブサイトをカスタマイズする仕組み、そしてサイト選定およびプロジェクト比較用ツールの開発により、スモールビジネスを起業する手順を簡素化するでしょう。都市のビジネス認可手順にポータルを提供するこれらのツールは、既存のOpenCounterウェブサイトに追加されるでしょう。

受賞したエントリーはオープンガバメント・データ・プロジェクトで生まれつつある関心を啓蒙します:
より多くの人々が実際にデータを利用できるようにするためには、どんな種類のウェブ・インフラストラクチャーが必要でしょうか?Oyez は受賞者内で唯一、伝統的なデジタル化プロジェクトを代表しました;Civic Insight およびOpenCounter のような他のものは、既存のデータ提供手法を再デザインするプロジェクトを提案して、デジタル化後の幅広い視点に目を向けました。

最も野心的なプロジェクトが、データそれ自体から大きく離れ、インタフェース設計は何も修正しないオープンガバメントに関係する知識、スキルおよび資源におけるギャップに取り組むことを提案しました。GitMachines(政府のソフトウェア調達に対するセキュリティ障害物の克服の支援を試みるでしょう)から、Smart Communities(オープンガバメントへの参画にゲートウエイとしてデータ・リテラシーを促進するでしょう)まで、共通の疑問が生まれました。データはここにあります。今我々は、それをうまく利用するには、我々自身と組織について何を変えなければならないのでしょうか。


Travis Korte は、Information Technology & Innovation Foundation (ITIF)の研究アナリストです。彼はそこでデータ革新プロジェクトに取り組んでいます。彼はジャーナリズム、コンピューター・サイエンスおよび統計での経歴を持っています。ITIFに参加する前に、彼はHuffington ポストのサイエンス業界をローンチし、広範囲の科学技術の話題をカバーして、その編集次長を務めました。

オープンガバメント・データに興味があれば、私たちのオープンガバメント・グループに参加すべきです!

原文(2013/7/16 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post What Does $3.2M Buy in Open Government? / Travis Korte, licensed under CC BY 3.0.

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