受益所有者の登記簿はオープンデータとして公表されるべき

2014年4月18日 in News


(訳注:この記事は本家OKFn.org記事の日本語訳です)

今後数か月で、世界中の多くの政府が、誰が実際に会社を所有しコントロールしているかについてのデータベースを公にするかどうかを決めるでしょう。

以前述べたように、私たちは「受益所有者」(つまり一覧に掲載するのに単に便利だとか、便宜的にというのではなく、会社の所有権から誰が実際に利益を得ているか)の登記簿はオープンデータとして公表されるべきであると考えています。

私たちは、この問題に処置を講じ、かつ受益所有者の登記簿をオープンで、機械可読なデータベースとして公表するための具体的なコミットメントに向かうように各国政府への依頼を私たちと一緒にやってくれるように、世界中のオープンデータおよび透明性の提唱者にお願いします。

OpenCorporates による同じ企業系列の一部である法人のビジュアライゼーション

実際に会社を所有している人は誰が分かるのでしょうか?

2013年6月にG8諸国は隠された会社所有権を厳しく取り締まることを約束しました。

G8の会社の悪用を防ぐ、ロック・アーン宣言および原則は、税務当局間のよりよい情報共有に言及し、収税官、法の執行者、金融情報機関および金融機関が実際に会社を所有する人についての情報にアクセスできるようにすべきだと述べています。

しかしそれ以外の私たちはどうでしょうか?ジャーナリスト、運動家および市民も、不法で不公平な振る舞いを調査し、変更を要求するために、誰が実際に会社を所有しているかという情報にアクセスできるべきではありませんか?

公開登記簿の利点

私たちは、受益所有者情報の公開登記簿を持つことには多くの利点があると思います。

第1に、メディアと市民社会は、公開登記簿によって、腐敗および不法な活動を識別するのを支援することで会社に説明責任を持たせることができるでしょう。

第2に、英国、EUおよびグローバルな目撃者による研究は、公開登記簿が現状より著しくコスト効率が良いだろうということを示唆しています。

第3に、公開登記簿は既存の手続きへの小さな修正を要するだけで、会社に管理上の負担が増えることはないでしょう。

公開するだけでは十分ではありません – オープンデータとして公表されなければなりません

受益所有者の登記簿が最大のインパクトを持つために、私たちは、それらが機械可読でオープンなデータベースとして公表されることが必要であると思います。

データの利用者はデータを分析し、容易に相互参照し、異なる出所からのデータセットを組み合わせることができなければなりません。従って、それらが非機械可読のドキュメントとして、あるいは問い合わせ範囲を限定するような検索インターフェースを通じて公表されることよりも、むしろ機械可読であり、一括(オープンの定義にあるように)でダウンロードできることの方が不可欠です。

更に、データは、人々がそれを利用し、再公開し、他のデータセットとそれを組み合わせることを可能にするオープンなライセンスを与えられるべきです。私たちが世界中の会社とその活動に関するデータの共有され協力的な生態系を徐々につなぎ合わせる場合にこれは不可欠だと、私たちは考えています。

今こそ行動する時です

今後数か月間にこの問題に関して進展を図れる大きな機会がいくつかあります:

  • 英国は、現在受益所有権(2013年9月16日終了)でオープンな協議をしています。それは、登記簿を公開するべきかどうかに関する見解を明示的に求めます。あなたが英国にいて、登記簿がオープンデータとして公になるのを見たければ、私たちは、なぜこれが重要かについての議論と証拠で答えるように強くあなたを激励します。英国が登記簿を公にすることにコミットすれば、おそらく諸外国はそれに続く可能性が高いでしょう。
  • EUは、さらにその反マネーロンダリング指令の更新と改善の手続き中です。それは、ヨーロッパで受益所有者の透明性を増加させる、主な機会を表わしています。
  • オープンガバメント・パートナーシップのパートナー諸国のために、この秋のオープンガバメント・パートナーシップ・サミットは、政府が受益所有者の公開登記簿にコミットメントを発表する、ちょうどよいチャンスを提供するでしょう。私たちは、できるだけ多くの政府および市民社会組織が、オープンデータ原則に従って公表された公開登記簿を支持するのを目にしたいと思っています。

この先何ヶ月か、この問題についてもっと詳しくお知らせする予定です。ですからこの場所を見ていてください!
この議論に興味があれば、私たちの公開openspending リストに参加することができます。

原文(2013/8/21 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Beneficial ownership registries should be published as open data / Jonathan Gray, licensed under CC BY 3.0.

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