米国連邦政府の新CTOに元グーグル社役員を任命
2014年9月7日 in News
オバマ大統領は、元Google役員でありシリコンバレーで長い経験を積んできたMegan Smith氏をTodd Park氏の後任として政府CTOに任命した。Todd Park氏はシリコンバレーに戻り技術系の人材のリクルーティングを支援することになると言う。オバマ大統領はMegan Smith氏の任命にあたり「Meganは最先端の技術や革新的な取り組みを、コンセプトレベルから開始し導入まで実践することを得意としている。彼女は政府CTOとして、そのリーダーシップやスキルをアメリカ国民のために発揮してくれると信じている」とコメントしている。
9年間にわたりGoogleの新規ビジネスを担当する副社長として活躍しており、主要なプラットフォームなど買収プロジェクトをリードしていたとのことである。このプラットフォームには、Google Earth、Google MapsやPicasaなどが含まれている。
また、オバマ大統領はAlexander Macgillivray氏を副CTOに任命した。Macgillivray氏はインターネットと知的所有権に関する施策や、ビッグデータ/技術/プライバシーなどにフォーカスすると言うことである。Macgillivray氏はTwitter社の総合弁護士や公共政策のリーダーを担っていた。
このように最先端テクノロジー会社の重役を行政に取り込み、政府の技術を革新していく方法を連邦政府は実践している。また、民間の知見を行政内に取り込むことで、ビッグデータとプライバシーなどの接点上に存在する各種の課題に対する解決策を見出そうとしている。最先端の技術を活用し、リスクを最小化した上で、政府のサービスレベルを民間と同等のものにするためには、必要不可欠な動きであると言えよう。
出典:http://www.whitehouse.gov/blog/2014/09/04/president-obama-names-megan-smith-us-cto-alexander-macgillivray-deputy-us-cto
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