You are browsing the archive for blog.

okfj

by okfj

オープンデータの価値とは何ですか?

2014年5月27日 in News

世界中で、国及び地方公共団体は、多数の正当な理由により、収集したデータをオープンデータとして利用可能にしています。オープンデータによって、政府がより説明責任を果たすための支援をしたり、政府の業務において市民が力を得たり参画したり、より効率的かつ効果的に公共サービスを提供したりすることができます。民間部門では、オープンデータは、起業家のための新たな機会を創出したり、既存事業のより戦略的な運営を支援したり、投資家に有益な情報を与えたり、研究開発のペースを加速したりすることができます。

これは良いことづくめのようですが、一方でいくつかの疑問が未解決のままです。実際のところ、誰がオープンガバメント・データを利用しているのでしょうか?彼らはどのようなデータセットをどのように利用しているのでしょうか?さらにいちばん答えづらいのは:正確には、オープンガバメント・データの価値とは何でしょうか?

これらは、理論的な問題以上のものです。米国、英国、G8 で設定された最近の政策では、ガバメントデータは、「オープン・バイ・デフォルト」であるべきという考えを受け入れています。即ち、非公開にしておくべきセキュリティ、プライバシー、その他やむを得ない理由がある場合を除いて、それはオープンであるべき、ということです。これは原理的には素晴らしいことです。しかし実際には、米国政府は様々なレベルのデータ品質とともに、さまざまな種類の技術を利用して約10,000の情報システムを管理しています。利用可能で信頼性の高いオープンなデータにそれらすべてを変換する時間、労力、そして費用を正当化するために、私たちはコストと利益を定量化できるようにする必要があります。

私が今GovLab で指揮しているオープンデータ500の研究では、経済学その他の研究者にオープンデータの価値を評価するのに役立つ新しい情報基盤を提供します。これは、現実世界で最初の、健康、金融、教育、エネルギー、その他の部門の政府オープンデータを利用している企業の総合的なマッピングです。これらの企業に、彼らが利用しているオープンなデータセットに関する具体的な質問をすることで、私たちはまた、ビジネスユースにとって最も重要なのはどのようなデータか、そしてどのような形式なのか、といったことを政府機関が優先順位付けするのを支援したいと考えています。

オープンデータ全体の価値を決定することは容易ではありません。これを利用する企業は、できたばかりであることが多く、彼らの成功を測定するのは時期尚早です。一方、多くの既存企業は、自分の仕事のための単なるリソースのひとつとしてオープンガバメント・データを利用しています。このことが、それが彼らのビジネスにどのくらい貢献し得るかを把握することを難かしくさせています。これまでのところ、オープンガバメント・データに価値を置くための努力は、幅広いレンジの数字として表れています。データの価値を推定したものとしては次のようなものがあります:

  • 欧州連合(EU)全体で300億から1400億ユーロ(約400億から1850億米ドル)
  • 英国内のデータとして、約30億から90億米ドル
  • 米国の気象データとして、15億ドルから年間300億ドル以上の間
  • 米国のGPSデータとして、900億ドル、もしくはそれを下回る数字

なぜ数字がバラバラなのでしょうか?最初の2つの推定値は(ひとつはGraham Vickery が欧州連合(EU)のために行ったもので、もうひとつはコンサルティング会社デロイトが英国のために行ったもの)ヨーロッパ人が「公共部門データ」と呼んでいるものです。これはパブリックに利用可能ですが、手数料が必要であったり、再利用に制限が存在する可能性があるため、真のオープンデータとは言えないデータです。これらの見積りはそれぞれ、例えば、新たな情報提供のウェブサイトやアプリのようなデータの直接利用から、データ解析技術の市場形成や政府の効率化などのような間接的な便益から発生し得るより大きな価値に至るまでの範囲を示しています。

米国の数字は、何をカウントするか次第です。オープンな気象データは、二次保険市場におけるアプリケーションでは推定15億ドルをサポートしています。しかし、はるかに大きな値が正確な天気予測から来ており、米国内で年間300億ドル以上の節約になると言われています。 GPSデータの価値が900億ドルと見積もられていますが、その数字は業界の研究から来ており、高すぎる可能性があります。それ以外のあいまいな数字:マッキンゼーの調査は米国の健康データが300億から4500億ドルの可能性と推定される、としていますが、この見積は公共データだけでなく民間のデータソースを含んでおり、健康に関するオープンデータの価値を引き出すのを難しくしています。マッキンゼーは現在、すべてのオープンガバメント・データの価値の合計の推定に取り組んでおり、オライリーStrata 会議で今月末(訳注:2013年10月)にリリースされる予定です。

オープンデータ500では、すぐさま私たちがより良い数字を得られるわけではありません:私たちは、単にデータベース内の企業の求人や収益の合計数を単純に加算したり、いくつかのX要素を掛けて、米国政府が提供するデータのすべての値を取得したりすることはできないでしょう。(私たちは、この最初の調査では米国企業だけを研究対象としています)しかし、私たちは、経済学者が今後、より正確で精密な推定値を開発するのに役立つデータを提供したいと考えています。私たちは、調査結果をウェブサイト上で利用できるようにすることを計画しており、そこでは研究者がデータをダウンロードすることができ、新しい企業は、私たちの調査を完成させることができ、オープンデータコミュニティのメンバーは、今後の研究を提案することができます。

また、私たちはデータ保有者(政府機関)とデータ利用者(オープンデータ企業自身)間の長期にわたる対話を立ち上げたいと考えています。私たちは、各企業にどのガバメントデータを利用しているのか、各データセットがどのように役立っているのか、そしてデータセットをどのように改善したら良いか、といったことを尋ねています。体系的に収集されたことがないこの種のフィードバックで、政府機関は公開利用に向けて最も重要なデータセットに優先順位を付け、速やかにそれらをより有用なものにすることができるようになります。英国では、オープンデータ利用者グループが提供するデータを向上させる方法について政府に助言しています。同じ種類のフィードバックは、米国連邦政府機関にとっても重要です。

このプロジェクトを進めるに当たり、私たちはオープンデータから利益を得ている企業のいくつかの強力な事例が既にあることを知っています。オバマ大統領の下で米国初の最高情報責任者(CIO)を務めたVivek Kundra は、最近「生のガバメントデータを利用して構築された企業」の3つの例を指摘しました:住宅データを使用したZillowは、10億ドル以上と評価されています。政府の気象データをベースに構築されたWeather Channel は、2008年に約35億ドルで売却されました。そしてGarmin は、GPSデータを利用して、70億ドルの以上の時価総額を持っています。つい先週、Climate Corporation はスタートアップ企業で、その最高経営責任者(CEO)に私は最近インタビューしたのですが、約10億ドルで売却されました。

問題は、もはやオープンデータが経営資源たり得るのかどうかではなく、どうやったらそれを出来る限り有用なものにできるか、ということです。問題には、データの可用性、データ品質、データ形式、さらには大きな政策、オープンデータの価値に影響を与えることができる技術的、経済的、法的な問題が含まれています。今や私たちはオープンガバメント・データはビジネスに役立つということは分かっているので、何が有効か、いつ、なぜなのか、といったことを学ぶ必要があります。

これを書いている時点では、私たちはオープンガバメント・データを利用している企業を300以上識別しており、彼らにオープンデータ500に参加するよう招待しました。あなたがお勧めする会社がありましたら、こちらにご記入ください。ご自分の会社が良い候補だと思われる場合、私たちの調査はこちらです。#OD500で私達にあなたの提案をtweet したり、opendata500@thegovlab.org 宛てに送ってください。私たちはこの新しい領域をマップしたので、すべての入力は大歓迎です。

このプロジェクトと私たちの方法論についての続きはこちらでどうぞ。

原文(2013/10/11 GovLab Blog 記事より):
Original post What’s The Value of Open Data? / Joel Gurin, licensed under CC BY-SA 3.0.

okfj

by okfj

「忘れられる権利」 – 透明性とオープンデータに対する脅威?

2014年5月26日 in News

(訳注:元記事の著者Rufus Pollock は英国OKFの共同創設者であり、エコノミストであり、ケンブリッジ大学 Centre for Intellectual Property and Information Law のアソシエイトです。従って英国以外の法域の判例を必ずしも踏まえているわけでは無いことを予めお含みおきください。)

最近の欧州司法裁判所(ECJ)判決は、プライバシー、透明性およびオープンデータが「忘れられる権利」に関する議論の高まりに、どのように作用し直接関係しているかということに影響するかもしれません。判決の要約からは、情報を公表する組織が、個人がその削除を要求した場合は、その情報が真実で「公記録」に関わるものである場合ですら、情報を「取り下げ」たり削除したりしなければならない可能性がある、ということが分かります。

これは、単にGoogle のような巨大企業のみならず、ビッグかスモールかに関わらずオープンなデータベースの作成者にとっても、潜在的に仕事や責任を増やすことになる重大な変更です。いわゆる「忘れられる権利」は、私たちの多くが個人のプライバシーの損失について持っている正当化された懸念を間違いなく隠蔽化します。しかしながらこの決定は同時に、主要な公益情報政府と企業の説明責任の中心となる類の情報)の公表と便宜に対して著しい(意図しない)逆効果となる可能性を持つようにも見えます。

Personal Data, Privacy and Open Data working group における、これらやオープンデータとプライバシーの領域に関連するトピックについてのより多くの議論

Forgotten

判決とその意味するもの

この事件の核心は、1998年から続いている自身に関するウェブ・ページをLa Vanguardiaのオンライン新聞アーカイブから、そしてとりわけその記事にリンクしているGoogle 検索の結果からも取り除いて欲しいという、市民によるリクエストでした。

今回問題のページには、人が通常合理的な「公記録」だと考えるであろう情報が含まれており、特にECJによって要約されているように、それらは「その市民が負っている社会保障負債を回復するのに付随する付属訴訟手続きをオーガナイズした、不動産オークションの発表を含んでいました。」

最初の事例でこれを扱ったスペイン・データ保護機関(AEPD)は、その中で多少驚くべき判決と思えるものを作りました:

  • 彼らは、問題の情報は適法に公表されたものという見解をとって、La Vanguardiaに対する申し立てを拒絶しました。
  • しかし、彼らは、Google に対する申し立てを支持し、「そのインデックスからデータを取り下げ、かつそのデータへのアクセスを今後できなくするために必要な手段を講じることをそれらの2つの会社[Google Spain および Google Inc]に要求しました。」

ECJ(事実ではなく法律に基づいて考える組織)は、次のように述べて、AEPDの判断の法的なロジックを本質的に支持しました:

法廷は次のような判決を下しました。オペレーター[例えば、Google]はある状況では、第三者によって公表され、その人の名前に基づいて検索の後に表示された結果のリストから、ある人物に関係のある情報を含んでいるウェブ・ページへのリンクを削除しなければならない。この法廷は、名前や情報がこれらのウェブ・ページから、前もってあるいは同時に消去されない場合にも、そして、このケースがそうかもしれませんが、それらのページ上でのその公開がそれ自体で合法である場合ですら、このような義務が存在するかもしれないということを明らかにします。

一瞥して、この決定にはいくつかのやや実質的な意味合いがあります。例えば:

  • これは、「公開の」(オープン)データ及び情報を収集、キュレートする人々に潜在的にかなり実質的な義務を課すことになります。例えば、情報を削除する(そして、持続的な法令順守を保証するためにこれが前進していることを追跡し続ける)リクエストに応えることを。
  • これは個人に、強い「公益」要素を持つ情報の取り下げを要求する権利を与えるように見えます。例えば、ある人が汚職の有罪判決を下された会社の役員だったという(真実)事実をリストするかもしれない、企業体に関する情報を提供するオンライン・データベースを想像してください。この判決は、役員がその削除を要求することを認めることになるのでしょうか?

特に注目すべきことは、この決定が、データが公式ソースからのもので(かつ正確で)あったとしても、その情報の下流の収集者が(一次資料から情報を削除する必要がない場合でも)それを削除することを要求される可能性があることを示唆するように見える、ということです。

私たちは、もちろん、あらゆる情報の保有者は(一次資料であれ収集者のものであれ)様々な状況下での内容を削除する法的(及び道徳的)な義務を負っていることを心しておかなければなりません。最も明らかなのは、何かが間違っていたり、何らかの個人情報が誤って公表された場合に、削除するべき義務がある、ということです。これは、既に透明性およびオープンデータ・プロジェクトに対して影響を及ぼしています。

例えば、OpenSpending プロジェクトでは、情報は(英国においては)個々の支出トランザクションの明細を含む政府資金に関する公式なソースから集められます。
(偶然に)公表されたトランザクションの説明が人に関する機微な情報を提供してしまう可能性はありえます(例えば、被虐待児に関する社会サービスへの支払いで、子どもの名前がリストされている場合、こういうことがありえます)。そのような状況では、一次資料(ガバメントデータ)およびOpenSpending の双方とも、個人情報をできるだけ速やかに校正する責任を持つことになるでしょう。

しかしながら、ここで議論された事件は、人が通常「公益」情報と考えるものに関係がありました。伝統的に、社会は、様々な公益領域の透明性に係る関心がプライバシーに勝ることを受け入れてきました:例えば人は、誰が有限会社の役員か調べたり、選ばれた代表者の名前を知ったり、あるいは有罪判決を受けた人が誰かを知ったりすることが可能であるべきです。(犯罪者の有罪宣告が一定期間後に、記録から消去されるシステムを持っている国があることに留意する必要はありますが)

この判決は、理論上あるいは事実上これをひどく損なうもののように見えます。

とりわけ、Google のような会社はこの判決が好ましくないかもしれない一方で、究極的には法令順守すべきリソースを持っています。(実際、これは参入障壁を上げることになるので、彼らにとって良いことなのかもしれません!)しかし、オープンデータ・プロジェクトにとって、この判決は本質的な問題を生み出します。例えば、Wikipedia、Poderopedia、OpenCorporates あるいはOpenSpending のようなオープンなプロジェクトは、たとえ、情報が別のところで公表された材料に由来するものだけを集めていて、かつ明白な公益要素を持っていたとしても、今や個人データ保護の侵害に基づく情報を削除するリクエストに対処しなければならないだろう、ということが現実味を帯びています。

インターネットの永続的な記憶、そしてFacebook やGoogle のような企業による私たちのパーソナル・データのコントロールは疑いも無く、私たちのプライバシーに対する権利、そしてまさに私たちの公開/プライベート分割の概念への巨大な挑戦を出現させています。しかし、私たちは求職の見込みを不利にする、古びたFacebook の写真に対する正当化された関心を、透明性を損ない、オープンデータの可能性をむしばむ条件反射的な反応に結びつけさせてはなりません。

これに関するより多くの議論とPersonal Data, Privacy and Open Data working group でのオープンデータとプライバシーの領域における関連トピック

ECJ 要約の抄録

ECJの要約から抜粋されたものです:

(訳注:以下訳出省略。元記事を参照。)

画像:Forgotten by Stephen Nicholas, CC-BY-NC-SA

原文(2014/5/22 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post The “right to be forgotten” – a threat to Transparency and Open Data? / Rufus Pollock, licensed under CC BY 3.0.

okfj

by okfj

EUの調達データをオープンにする

2014年5月24日 in News, Special

次の投稿の元記事はこちらで、Friedrich Lindenberg (Twitterではこちら)によるものです。

調査担当のジャーナリストが注目すべき次のヨーロッパのデータセットは何でしょうか?2012年、BrigitteDataHarvest 会議にさかのぼると、FarmSubsidy の調査担当スーパースターと会議の共同主催者は明確な答えを持っていました:TED(Tenders Electronic Daily)をオープンにしましょう。TEDはEUの共同調達の仕組みで、EUの契約プロセスの中心にあるものです。これをオープンにするということは、誰が公的資金を受け取るか、また、何のためにそれを受け取るかというキーになる疑問に光を当てるでしょう。

彼女の提案は、先週の時点で、最終的にはジャーナリストと研究者のための有用なリソースへと成長した、OpenTED という2年がかりのプロジェクトを引き起こしました。ギャップは残っていますが、私たちは大規模なトレンドから地方自治体の開発まで、あらゆることについての情報を得るために今、ジャーナリスト、NGO、アナリストおよび市民がこれを利用し始めるよう願っています。

ヨーロッパの入札書類および落札データへの容易なアクセスを提供する現在のOpenTEDウェブサイト。

OpenTED

すべてのEU諸国の会社がこれらの契約に入札することができるように、TEDは、大規模公共事業のための入札公告を集めています。ジャーナリストにとって、このようなデータベースが次のようなことに答えられるかどうか、多くの刺激的な疑問があります:どのような大型プロジェクトが発表されているか?誰がこれらのプロジェクトの契約を落札しているか?また、決定が賢明に公平になされているか?特定の国や産業で最も大きなサプライヤーは誰か?

Anders PedersenJoost Cassee が始めたOpenTED プロジェクトは、最初に公式TEDウェブサイトをスクレイプ(訳注:htmlで表現された表などをパースしてデータとして取り出す操作)する試みとして生まれました。しかしながら、OpenTED のこの最初のバージョンはすぐに多くの現実問題に直面しました:ジャーナリストがインターフェースなしでこのデータを使用するのは不可能でした。また、材料が非常にお粗末だったので、サンライト財団の金融データの天才Kaitlin Devine でさえ私たちがエラーを分離するのを手伝えませんでした。さらに悪いことに、2013年6月に、EU出版社は、大量のスクレイピングを不可能にするためにTEDウェブサイトを更新しました – データを更新する方法が私たちには無くなってしまったのです。

私たちには選択肢が欠けていました。私たちの質問に答えるには、EU出版社が提供するウェブサイトでだけでなく、データベースを直接見る必要がありました。

言葉によるスクレイピング

私たちは、データオタクたちのために過激な一歩を踏み出すことに決めました:EUに話しかけることにしたのです。出版社のユニット・リードと話をしたところ、彼らが既にそのライセンシングの枠組みを変更する手続き中であったことを知って、私たちは驚きました:機械可読なデータへのアクセスは過去の再利用者に売られましたが、データを2014年1月に自由に利用可能にするという計画でした。ありがとう、Neelie!

そこで私は1月前半にツイッター上で@EUTenders に連絡して、出版計画に何が起こったか尋ねました。何らかの拒絶を予期していたのですが、彼らの生データ・ファイル・サーバーのための保証付きのダイレクト・メッセージを直ちに受け取って、私は驚きました。サイトはTED の2011年以来のデータのXMLダンプと共に、ダウンロード用のDVDイメージを提示してくれました – これはまさに私たちが捜していたものでした。

コミュニティの構築

DataHarvest 2014が近づくにつれ、私たちは、アクセス可能なフォーマット(CSV)で切り出されたものや国や年ごとに分けられた新しくオープンにされたデータを提示する、OpenTED の更新版を作ることに決めました。これにより、データベース・スキルのないジャーナリストでもデータを入手し、スプレッドシート・アプリケーションで調べることができるでしょう。

DataHarvest 2014のハック・デイに、ヨーロッパ中のコーダー、およびジャーナリストがEU調達データを探索しています。

その結果生まれた議論では、データの質と完全性に注目しました。多くの契約額やサプライヤー名をはじめ、多くの不可欠な情報が見当たりません。さらに、既存のデータは、特に契約に関与する公共団体および経済担当者を明白に識別するには、非常にお粗末なものです。

そして今は?

次のステップはDataHarvest にいろいろなやり方で参加したジャーナリストのおかげです。私たちは彼らが調査に使用できる豊かなリソースを創出し、そしてデータの分析をサポートする準備ができている科学技術者のネットワークを立ち上げた、と私は考えています。しかしながら、私たちが今や契約メタデータ(EU契約の受取人、金額、見出し等)にアクセスできるようになった一方で、ワークショップの中でジャーナリストが尋ねたがるような詳細な質問に答えるためには、実際の契約書へのアクセス、政府が私たちの代わりに作る条項の詳述および正確な協定の範囲、といったものが必要であることが明らかになりました。これについては、私たちはより大きな契約の透明性を主張し、秘密契約をストップするように政府に伝える必要があります。

おお、そして私は、Galwayに建設中の700兆ユーロのビルについてぜひとも詳しく知りたいのです…

資源

データとツール:

いくつかのコード:

原文(2014/5/16 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Opening Up EU Procurement Data / Friedrich Lindenberg, licensed under CC BY 3.0.

okfj

by okfj

Data Pipes – okfnlabs.org 紹介シリーズ1

2014年5月19日 in News

okfnlab.org ではオープン・ナレッジの普及に関わる様々なツールを開発しています。本家オープン・ナレッジの共同創設者であるルーファス・ポロックラウラ・ジェームスもエンジニアの一員として参加しています。その開発プロジェクトのいくつかをシリーズで紹介して行く予定です。

Data Pipes とは

CSV形式のファイルを、その格納先、編集方法などとともにURLパラメータとして渡すことで、動的にデータの取得とある程度の編集を行い、結果をhtmlまたはCSVとして出力できるツールです。UNIX 系のpipe のように出力を直接次の入力としてつなぐこともできます。

利用例

以下、室蘭市のむろらんオープンデータライブラリより「ごみ袋等販売店」データ(Creative Commons 表示 2.1 日本 License)を元に文字コードをutf8に変換した上で利用させて頂きました。

元データ(CSV)

http://datapipes.okfnlabs.org/csv/?url=https://dl.dropboxusercontent.com/u/201898/gomifukuro_20130826.csv

htmlで表として表現

全体

http://datapipes.okfnlabs.org/csv/html/?url=https://dl.dropboxusercontent.com/u/201898/gomifukuro_20130826.csv

先頭6件

http://datapipes.okfnlabs.org/csv/head 6/html/?url=https://dl.dropboxusercontent.com/u/201898/gomifukuro_20130826.csv

行の削除(5~6行)

http://datapipes.okfnlabs.org/csv/head 6/delete 5:6/html/?url=https://dl.dropboxusercontent.com/u/201898/gomifukuro_20130826.csv

不要カラムの削除

http://datapipes.okfnlabs.org/csv/head 6/delete 5:6/cut 0,3,4,7:9/html/?url=https://dl.dropboxusercontent.com/u/201898/gomifukuro_20130826.csv

文字列検索(港南町)

http://datapipes.okfnlabs.org/csv/head 6/delete 5:6/cut 0,3,4,7:9/grep -i 港南町/html/?url=https://dl.dropboxusercontent.com/u/201898/gomifukuro_20130826.csv

考えられる用途

  • アイデアソンやハッカソンでの成果発表用に。
  • CKANなどのデータポータルと連携したデータ内容の確認用に。
  • ブログ記事などに表を埋め込みたい場合に。
  • CSV(データ)側の追加、更新を自動反映させたい場合に。
  • その他いろいろ。

注意事項

文字コードがsjisのデータはそのまま使うと文字化けしてしまいます。いったんutf8に変換してお使いください。
データ置き場とツールの実行環境(oknf.org)に負荷を掛ける場合があるので、重たい処理を繰り返し行う場合にはこれらを自前で用意した方が良いでしょう。

詳細情報

Data Pipes プロジェクトページ

コントリビュート/フォーク

現状サポートされている形式はCSVのみですが、JSON、プレーンテキスト、RSSなどへの対応も計画されています。
それ以外にも文字コード変換機能や入力元をGoogle driveのスプレッドシートにするなど、いろいろな改良が出来そうです。腕に覚えのある方は開発に参加してみませんか。もちろん、ライセンスに従う限りフォークして自分用の改造をするのも自由です。

okfj

by okfj

Froide v3.0の発表 – オープン・ソースのPythonベースの情報の自由(FOI)プラットフォーム

2014年5月18日 in News

オープン・ソースの、情報の自由ポータルを運営するためのPythonベースのプラットフォーム「Froide」のバージョン3リリースを発表することができて、嬉しく思います。(訳注:2013年3月の記事)Froide はほぼ2年間開発が続いていました。1年半以上ドイツのFOIポータルとして稼動してきましたが、最近オーストリアのFoIサイトのローンチでも利用されました。

Froide の使い方についての全手順はこちらにあります。また、ソース・コードは、こちらのgithub からオンラインで利用できます。この最新リリースは、Python ウェブ・フレームワーク Django 1.5 と Bootstrap 2.3の最新バージョンを使っています。(訳注:2014年5月現在Django1.6に対応)他のすべての依存ライブラリなどもアップグレードされました。

主な特徴は以下の通りです:

  • 国際化とローカライズ – 既定の言語は英語ですが、主なデプロイはドイツ語で行われています!
  • テーマ性:Django アプリを簡単に作れ、テーマを変えたりプラットフォームを拡張したりできます。
  • 構成:ニーズに合わせて設定を変えられます。
  • ドキュメンテーション:詳細な文書を見ながら簡単に始められます。
  • 着脱可能な検索バックエンド(Solr, Xapian, Elasticsearch, Whoosh, DB)。
  • オープンソース:コードはGithub 上で活発に開発されています。
  • テスト済:高テスト網羅率とブラウザ内テストが安定性を保証します。
  • その他:詳細はランディングページを参照。

FragDenStaat.de – その状態を尋ねる

Froide は2011年の春に始まりましたが、その時にOKFドイツはFOI サイトを作ることを決めたのです。不運にも、当時WhatDoTheyKnow のコードは、他のところで(Alaveteli は全く存在しませんでした – 加えて、白状すると私はpython 使いなのに、それはruby のアプリだったのです!)利用できる準備ができていませんでした。そこで私は、隅々まで国際化された、ドイツのためのPython/Django ベースのFOI プラットフォームを構築し始めました。4か月のコーディングと準備の後、私たちはFragDenStaat.de(ドイツのFOIポータル) を2011年8月にローンチしました。

それ以来、このソフトウェアには継続な改善と機能追加が行われてきました。追加機能の中には要求事項のコスト追跡、当局からの返信郵便物のアップロード、オンラインの公開PDFからの要求者氏名非表示、といったドイツ向けの特定の要求事項がきっかけになっているものがあります。Froideは、コミュニティのモデレータがそのFOI の道のりにおいて管理タスクを手伝い、要求者を案内できるようにするDjango 管理者の力を増大させます。

つい最近、FragDenStaat.de には弟分ができました:オーストリアのFOI ポータルFragDenStaat.at が動き始め、オーストリアで準備中のFOI 法制化の開発を追跡するでしょう。

挑戦は克服します

過去2年以上にわたり、ドイツのFOIコミュニティは多数のFOIに関わる難問と戦い、克服してきました:根拠のないコストの脅威、多くの反デジタル的な振る舞い、そして情報を公表することができない理由に対する非常に創造的な弁解など。FragDenStaat.de は3000を超える要求を送り出してきました。そして2012年の連邦FOI 統計は、FragDenStaat.de によって伝えられ追跡された要求の3分の1を超える最高値にあります。

最も面白い物語のひとつは、FOI 経由で受け取った文書の出版の禁止でした:ドイツ議会は国会議員の汚職に関する報告書を送付しましたが、著作権の理由でそれを公表する権利を否定しました。市民なら誰でも要求すれば報告書を取得して読むことができました。しかし、誰もそれを自由に共有することを認められなかったのです!このカフカ的な状況は、その話題に関する言葉を拡散することを困難にし、公開討論を制限しました。しかし、私たちは、この問題の解決策を即座に考え出しました:この特定の文書に対するあなたの名前でのワン・クリックの要求です。この要求には何百もの人々が即座に参加し、この話題に関する討論の口火を切りました。たとえこの文書がネット上で漏らされたとしても、ドイツの議会は依然として公表を拒絶します。この問題にはまもなく司法の判断が下されるでしょう。しかし、それまで私たちは文書を要求し、かつFOIの立場をとる、容易な手段を提供し続けます。

奥付

Froide とFragDenStaat.de はオープン・ナレッジ・ファウンデーション・ドイツのシビック・コーディング・プロジェクトです。他のプロジェクトもチェックしてください。

この記事ではAlaveteliMySociety の偉大な人々によって構築された優れたオープンソースのRuby on Rails FOIソフトウェア)そしてWhatDoTheyKnow (英国のためにMySocietyが構築したオリジナルのFOIサイトで、FragDenStaat と世界中の他の多くのサイトの両方を触発しました)のことも取り上げないわけには行きません。

原文(2013/3/15 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post WeAnnouncing v3.0 of Froide ? the Open-Source Python-Based Freedom of Information Platform / Stefan Wehrmeyer, licensed under CC BY 3.0.

okfj

by okfj

あなたが必要です!データの学校のフェローになろう

2014年5月12日 in News

IMG_6400

共有すべきデータスキルを持っていますか?データを情報に変えたいコミュニティのメンバーですか?データ・ジャーナリズム、市民活動家プロジェクト、あるいはデータをより有効に使用するための努力が必要な組織について知っていますか?データの学校はあなたが必要です!私たちは、現在世界中にデータスキルを広げる努力を進めています。また、あなたのような人々はこの努力において重要です:新しい学習者には、途中で支援するガイダンスと人々が必要です。手を挙げて、**データの学校のフェロー**になってください。

私たちは次のようなプロフィールに適合する人々を捜しています:

  • データ実務知識:データに関わる仕事に携わった経験があり、データスキルを教える情熱がある。
  • アドボカシー、キャンペーンおよびストーリーテリングを通じて民間非営利組織(NGO)およびメディアが肯定的な変化をもたらす役割を解している。フェローは、パートナーがトレーニングと継続的な支援を通じてデータを有効に利用できるようにすることに関してとても熱心。
  • ジャーナリズムや市民社会で働くことに興味や経験がある。
  • 何らかのファシリテーション技術を持っており、コミュニティ構築(オンラインとオフライン両方)が楽しみ。
  • データ好きな人たちの国際社会から学習し、つながりたいと強く望んでいる。

データの学校のフェローとして、イベントをオーガナイズし、コミュニティを構築するための指導と併せ、あなたはデータとリーダシップの訓練を受けることになります。さらに、あなたは、リソースと知識を共有するネットワークの効果によって利益を得、また私たちの教育訓練をローカライズするのに最適な方法についての理解に寄与し、データ実践者の学校の成長しているグローバネットワークの一部になるでしょう。

オンラインやオフラインのトレーニングへの出席、イベトのオーガナイズ、そしてデータの学校コミュニティの活動的なメンバーであることを含め、あなたは、月に平均5日間私たちと仕事をすることが期待される、6か月のトレーニング・プログラムの一部になるでしょう。

データの学校訓練プログラムのフェローの枠は10まであり、2014年7月から12月の間開校されます。

私たちは現在、次の各国から、フェローのサポートを確認済みの協働とリソース割り当てがあります:ルーマニア、ハンガリー、南アフリカ、インドネシアおよびタンザニア。さらに、私たちは、これらの基準を満たす国々から今回の残り5つの枠のための応募者を検討することができます:

  • 各国はここで分類されているように、低位所得国低中位所得国あるいは上中位所得国のカテゴリーのいずれかに入ります。
  • そのようなスキームから利益を得たい市民社会組織やジャーナリストからの需要があります。
  • さらに調査する価値があるだろう国において利用可能ないくつかの興味深いデータセットがあります。これらは、政府や組織が公表したデータ、あるいは自分の内部利用のための組織が集めたデータ、のいずれかです。デジタル化されていても、そうでなくても大丈夫です!私たちは様々な挑戦に強い関心があり、フェローの支援が様々な状況に教育技術を適応させることを望みます。

私たちのゴールはこれらの国々が広く混じりあうことでグローバルなフェローを持つことです。あなたの国がリストにありませんか?よく読んでどうやったら参加できるか知ってください!

質問がありますか?フェローシップ・プログラムの詳細はこちら。よくある質問(FAQ)のページもご覧ください。答えが見つからない場合は、schoolofdata@okfn.org 上でメールをください。

あなたがプロフィールに適合しているかどうかよく分からない?現在、誰がフェローか見てください!

確認できましたか?データの学校のフェローになるために今すぐ応募してください。応募は2014年6月1日まで受け付けます。プログラムは2014年7月に開始予定です。

原文(2014/5/9 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post We need you! Become a School of Data Fellow / Milena Marin, licensed under CC BY 3.0.

okfj

by okfj

オープン人文学賞:第2ラウンド

2014年5月10日 in News

OpenHumanitiesLogos

私たちは2014年4月30日から5月30日まで実施する、オープン人文学賞の第2ラウンドを発表できることにわくわくしています。2つの専門トラックに2万ユーロ相当の賞が提供されています:

  • オープントラック:オープンコンテンツ、オープンデータあるいはオープンソースのツールのいずれかを利用して人文学教育及び研究の発展に資するプロジェクト向け
  • DM2Eトラック:DM2Eプロジェクトの研究、ツール及びデータを基に構築されたプロジェクト向け

あなたの興味の対象がアリストテレスにおける引喩のパターンであれ、ユダヤの教えの中の書簡のネットワークであれ、あるいはダンテのパブリックドメイン版のデジタル化であれ、私たちはあなたの興味をサポートできる、オープンなプロジェクトのようなものについて話を聞きたいのです!

なぜ私たちはこの賞を運営しているのでしょうか?

人文学研究は、テキスト、画像および視聴覚素材を含む、種々の文化的な人工物の解釈と分析に基づいています。この材料の多くは、人々がかつては非常に困難であった方法で文化的な人工物を発見し、接続し、かつ文脈に当てはめることを可能にするインターネットで、今や自由にオープンに利用可能です。

私たちは、新進気鋭の開発者や人文学研究者を励ますことで、活気あふれる文化および研究のコモンズの出現への道を切り拓きながら、このオープンなコンテンツとデータを利用する新たなプロジェクトを協働して始めるために、この新たな機会を最大限活用したいと考えています。

さらに、DM2Eプロジェクトは、Pundit(セマンティック・ウェブ注釈ツール)のようなデジタル人文学研究をサポートするツールを開発しており、ヨーロッパ周辺の様々なコンテンツ・プロバイダーからいくつかの興味深いデータセットを提供しました。プロジェクトは、スペシャルDM2EトラックにおけるこのDM2E研究上に構築するプロジェクトへの登録を現在全ての研究者に依頼しています。

誰が応募できますか?

賞はEUの市民なら誰にでも開かれています。

誰が賞を判断するのですか?

賞は主要なデジタル人道主義者の著名なキャストが判断する予定です:

私たちは何を見たいのでしょうか?

maphub_oa_comment.png

Maphub(デジタル化された歴史地図を注釈するためのオープン・ソースWebアプリケーション)は、オープン人文学賞の第1ラウンドの受賞者の1人でした。

オープントラックについては、私たちは、人文学におけるさらなる教育や研究に対してオープンコンテンツ、オープンデータあるいはオープンソースの革新的なプロジェクトを作成するために、人文学研究者、デザイナーそして開発者に挑戦しているのです。例えば、次のようなことをしたいと思うかもしれません:

  • 共同作業でパブリックドメインのテキストを抜き出したり、注釈を付けたり、翻訳するプロジェクトを始める。
  • 著書目録のメタデータやテキストマイニングを利用して引用、引喩および影響のパターンを調査する。
  • テキストの収集物中の複合ネットワークや隠れたパターンを分析し、視覚的に表わす。
  • パブリックドメインの画像、音声あるいはテキストの収集物に対する新たな洞察を導き出すために計算ツールを利用する。

あなたはプロジェクトをゼロから始めても良いですし、既存のプロジェクトをベースに構築しても構いません。参考までに、第1ラウンドの受賞者の最終結果はこちら:Joined Up Early Modern DemocracyMaphub です。もしくはオープンナレッジ財団が文化財の用途のために開発したオープンソースのツールをチェックしてください。

あなたのプロジェクトがオープンコンテンツ、オープンデータあるいはオープン・ソース・ツールを含んでおり、人文学研究に資するものである限り、何を選んでも構いません!

DM2Eトラックについては、ぜひDM2E研究をベースにしたプロジェクトを登録してください:情報、コードおよびDM2Eツールに関する文書は私たちのDM2E wiki で利用でき、データはhttp://data.dm2e.eu にあります。例は次のものを含んでいます:

  • APIの開発をベースとしたオープンソースのツールやアプリケーションの構築
  • Pundit から来るデータのビジュアル化にフォーカスしたプロジェクト
  • 特定のコミュニティ向けのツールの展開
  • 革新的な方法でDM2Eによって集められたデータを利用するプロジェクト
  • 実践的で実証的なアプリケーションによるプラットフォームの拡張

賞の後ろにいるのは誰?

賞はオープンナレッジ財団がコーディネートしており、DM2E プロジェクトの一部です。また、Digital Humanities Quarterly が支援しています。

申込み方法

アプリケーションは今日(2014年4月30日)から受付けています。openhumanitiesawards.org から応募してください。応募期限は2014年5月30日です。ぜひご応募を、そして幸運を!

もっと…

使えるオープンなデータセットやツールに関する規則とアイデアなど、より詳細な情報は openhumanitiesawards.org でどうぞ。

原文(2014/5/7 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Open Humanities Awards: second round / Lieke Ploeger, licensed under CC BY 3.0.

okfj

by okfj

秘密契約の悲劇的な結末

2014年5月9日 in News, Special

次の投稿はナイジェリアの Public and Private Development Centre のCEOであるSeember Nyagerによるものです。Public and Private Development Centreストップ秘密契約キャンペーンにおける私たちのキャンペーン・パートナーのひとつです。

procurement montior

公共機関の中で日々行われている秘密契約によって、公共の利益が阻害されているという確かな証拠があります。
数日前に、Abuja の若いナイジェリア人は、19人の応募者が死亡した、ナイジェリア入国管理局(NIS)による採用試験の無謀な行為に抗議した罪で逮捕されました。(訳注:採用試験に大量の失業者が押し寄せ、将棋倒しなどにより死傷者が出たもの。報道記事ビデオ

抗議者はその後解放されましたが、誰も無謀な採用試験を行った結果起きた死亡事故のために留置されていない一方で、この重大な失態に抗議する若い声は、治安部隊によって沈黙させられている様子は、未だに風刺されています。もっとも心を痛めるのは、採用試験で死者を出すという結果は試験を実施するコンサルタントの選択の中で、相応の手続きとまっとうな仕事をしっかり行っていれば、より周到な計画で回避できたかもしれない、という現実です。

Premium times が公表した報告書は、もっぱらNIS で採用試験を行なったコンサルタントを自ら選んだ内大臣によって採用試験が行なわれたことを示しています。コンサルタントが選ばれたプロセスについて、BudgIT やPPDC を含む市民組織からの詳細情報の提供要求に対する大臣からの反応の無さは、適法な手続きが軽視されているという報告書が信頼できることを示しています。

コンサルタントが選ばれた競争の無いプロセスは公的調達法に明らかに違反します。また、その結果は、公共事業の契約の報酬における金銭のために価値の概念を台無しにしてしまいました。採用募集ウェブサイトは雇われたコンサルタントによって構築され配置されましたが、ウェブサイトで集めた情報は、その後に死亡したナイジェリア人を残した全国一斉の採用試験を執り行うための計画に通知されたようには見えません。710,000人以上の応募者から生み出された収入の適法性が質問されている一方で、採用試験をもっとうまくオーガナイズできるようにこれらのリソースが使われなかったことは、驚くべきことです。

ナイジェリアの公共機関がナイジェリア人の損害に対して、公共サービスに期待される運営において無謀な振る舞いを見せたのはこれが初めてではありません。航空省が、ひどく豪華な乗り物をローンで買うという分別の無さによって、SUREP資金が使われた正確な金額の追跡において、BudgITおよびPPDCは困難に直面しました。国家の構築と開発が公共機関によって蝕まれている事例としては、NNPCによる200億ドルに上る使途不明金はごく一例です。

3週間前に行なわれたNIS の採用の実例では、いくつかの結果が短時間で死者を出すものとなりました。しかし、責任の受け容れやナイジェリア人に加えられた不正行為の訂正は遅々として進んでいません。同じ問題に関して、市民のリソースが静かなる抗議者に迅速に配置されました。

procurement monitor2

今こそ適切な手続きと勤勉さを要求する私たちの法律が完全に執行される時です。ナイジェリア人があらゆる形式の組織上の無分別に憤慨するのは正しいことであり、平和な抗議はもはや弾圧されるべきではありません。ナイジェリアの入国管理局採用試験は、秘密契約の結果が人命を奪う場合もあり、そのような振る舞いを続けることは許されないということを痛ましくも例証しています。私たちは組織による無分別を止めなければなりません。そして私たちは秘密契約を止めなければなりません。

Ms. Seember Nyager はナイジェリアで調達の監視をコーディネイトしています。Nigerian Procurement Monitors は@Nig_procmonitor でフォローしてください。

原文(2014/4/14 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post The Tragic Consequences of Secret Contracts / Theodora Middleton, licensed under CC BY 3.0.

okfj

by okfj

なぜ秘密契約は援助の透明性において問題か

2014年5月8日 in News, Special

次のゲスト投稿は私たちのストップ秘密契約キャンペーンのパートナーであるPublish What You Fund のNicole Valentinuzzi によるものです。

オープンナレッジ財団、サンライト財団および他の多くの国際的なNGOに支援された、秘密契約をストップする新しいキャンペーンは、汚職が始まる前にやめさせるために、あらゆる公的な契約を利用可能にすることを目的としています。

私たち自身透明性の運動家として、Publish What You Fund はこの新しいキャンペーンの支持者となることを嬉しく思います。私たちは、全ての政府活動の土台となるアプローチとして透明性の要請に声を貸すことが重要であると感じました。

開発のフローをオープンにすることによって、援助の有効性と説明責任を増加させることができると信じているので、私たちは、より多くのそしてより良い援助に関する情報のためにキャンペーンを行っています。さらに、市民に対する最終的な責任があるので、政府は透明性のある行動をする義務を負うと私たちは信じています。

これは教科書から衛生システムまで政府が入札のために発行する公的な契約をすべて公表することを含んでいます。これらの公的に入札が行われた契約は毎年ほぼ9兆5000億USドルを全体的に上回ると推測されます。しかし、その多数は非公開ということで意見が一致しています。

これらの秘密契約は、しばしば汚職、不正行為および不可解なアウトソーシングにつながります。金額、相手先、納期など、契約に関する基礎的な事実が市民に利用可能にならない場合は、汚職と悪用が起きていないことを確かめられません。

しかし、Publish What You Fund で私たちがキャンペーンの目的とする援助の透明性について、秘密契約をどうしなければならないのでしょうか?では、アフリカは毎年そのGDP の4分の1弱を汚職で失っているという、キャンペーンによる最近の発見をよく考えてください。そして、その代わりに学校、病院、道路などにどれだけのお金が使えたのか、考えてみてください。

これは多くの場合、開発に使うことを想定しているお金です。例えばInternational Aid Transparency Initiative (IATI)を通じて、市民がお金の流れをたどることができ、その使途について政府が説明責任を果たせるように、これは公表されるべきです。

しかし、汚職は単にアフリカだけの問題ではありません。ストップ秘密契約キャンペーンでは、ヨーロッパは毎年汚職で1200億ユーロを失っていると見積もっています。

Publish What You Fund で、私たちは開発協力の世界最大の供給者に、IATIへ援助情報を公表しなければならないと伝えています。なぜならそれが唯一国際的に合意されたオープンデータの標準だからです。IATIに公表された情報は、人々が調達、契約、入札あるいは予算のどれを知りたいか、そのニーズに応じて広範囲の利害関係者が利用することができます。それ以上に、これはパートナー諸国が求めてきた情報なのです。

政府は開発を含むすべてのセクターの民間会社との契約に与えるために、納税者のお金を使います。私たちは、公的資金を受け取る会社はすべて、それに基づいて提供される財貨・サービスについて政府と同じ透明性の規定に従わなければならないと信じています。

公共事業を提供するために政府あるいは企業が支出している資金のより大きな透明性と明確な理解は、市民に対する信頼の構築と説明責任の支援があって初めて役に立ちます。オープンな援助であれオープンな契約であれ、私たちは政府の手から、そして市民の手に情報を入れる必要があります。

最終的に、透明性がどのように援助を改善するのか、私たちにとって疑問は残ります。また、オープンな契約は援助の有効性についてのパズルの別のピースです。市民に、公的な契約に対して全てのオープンなアクセスを与えることは、グローバルな透明性を増加させることにおいて重大な第一歩です。世界の指導者たちにこれを実現するように要求するために今すぐ請願書に署名してください。

原文(2014/4/11 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Why secret contracts matter in aid transparency / Nicole Valentinuzzi, licensed under CC BY 3.0.

okfj

by okfj

資源の呪いへの取り組み:コートジボワールにおける情報アクセスの改善とオープンな契約のための市民社会の闘い

2014年5月7日 in News, Special

これは、私たちのキャンペーンのパートナー、Integrity Action からのゲスト・ブログで、こちらのウェブサイトのオリジナル記事を編集したものです。これは、私たちの#SecretContracts キャンペーンのパートナー組織からの一連のブログ・ポストの1番目です。契約の秘密に関する問題で共有したい話題がある場合は、contact@stopsecretcontracts.org に連絡してください。

資源の呪いへの取り組み:コートジボワールにおける情報アクセスの改善とオープンな契約のための市民社会の闘い

今日、多くの天然資源産出国がはびこる汚職、弾圧および貧困に悩まされています。私たちは、赤道ギニア(確実に世界の資源の呪いの最良の事例のひとつ)のような石油の豊富な小国に関する記事を読むことに慣れてしまっているように思えます。この国では膨大な石油埋蔵量が、エリートの豊かなライフスタイルに資金を提供していますが、その一方で、人口の大多数は、自らの基本的人権および経済的権利が満たされていない、望まざる地位にいるということに気付いています。

しかし、すべての絵が「希望が持てない」訳ではありません。コートジボワールのような国々へ焦点を移すことで、異なる絵が出現する可能性が生まれます。ここでは、Social Justice(社会正義)のような市民社会組織(CSO)が、採取産業セクターの収入が全ての社会構成員のためになることを保証するために熱心に働いています。

そうすると、コートジボワールのローカルのCSOはこのような手順の変化をどうやって増加させてきたのでしょうか?Jacquevilleとd’Angoviaでは、契約へのアクセスの改善を保証することを目指して、地方の自治体や企業にロビー活動を行えるように、影響力のある人々と仕事をすることから始めました。契約上の情報を受け取る際に、彼らはコミュニティとの情報ミーティングをオーガナイズし、市民が受給権の獲得に向けてうまく交渉するための戦略開発を援助し、これにより、ヘルスケア・センター、産院、学校および給水塔が建造されることを保証しました。

コミュニティが契約に関する情報へのアクセスを保証することは、かなり達成困難なものでした。コートジボワールのSocial Justice (社会正義)や他のCSOは、オープンな契約の実施がセクター内の大勢になっていない理由として法律と規制の欠如を引用しましたが、しばしば公務員や企業からの抵抗に遭遇しました。オープンな契約が制度化され適切に規制されるべきかどうか、Social Justice や他のCSOは、地域コミュニティにとっての明確な利点を粘り強く会話しました。さらに、彼らは、情報へのアクセス及び情報の自由の課題に取り組むタスクを持つ資源センターの体制づくりを奨励しました。

最近コートジボワールでは情報法へのアクセスを採用し、オープンな契約への重要な一歩を踏み出しました。Social Justice および他のCSOは、オープンな契約のための継続的な需要に関して、2013年5月に採用されたExtractive Industries Transparency Initiative Standard(採取産業透明性イニシアチブ標準)と同様に新しい法律にも現在大きく依存しています。

何にでも懐疑的であり続けることはたやすい、というのは明らかです。しかしながら、Social Justice のコートジボワールでの仕事は、契約関連情報にアクセスできるようになったことで、セクター内の主要なステイクホルダーが採取セクターの活動によって影響されて、社会的及び経済的な責任に応えることを保証することをコミュニティができるようになる、ということを示しています。

ストップ秘密契約キャンペーンは、オープンな契約の問題を国際的な政策課題へと押し進めるために設計されています。請願書に署名しStopSecretContracts.org で言葉を広げることで、キャンペーンに参加してください。

Social Justice についての詳細はこちら:https://www.facebook.com/socialjusticecotedivoire2

写真:Adjue, Jaqueville のLogement de Maitre(教師のための住宅)のSocial Justice 派遣監視員。ガス会社Foxtrot の資金提供による。

原文(2014/3/31 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Tackling the Resource Curse: Civil Society’s Fight for Better Access to Information and Open Contracting in Cote d’Ivoire / Katelyn Rogers, licensed under CC BY 3.0.