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フランス、政府のデータポータルから国民のデータポータルへ大変身

2013年12月20日 in News

フランスのデータポータルData.gouv.frが大きく変わりました。

一点目は、データポータルの運営ポリシーをWiki流に変更し、誰でもデータを公開することができるようにしたことです。政府関係者だけに限られていたデータ公開権限を国民に広く開放することで、政府のデータポータルから国民のデータポータルに大きく位置付けが変わりました。民主主義を進めるためには全員が関与できる必要がある、という思想が根底にあります。データの品質保証をどうするのかについては、Wikiのやり方を参考に実施していく予定です

DataGouvFr2

Data.gouv.fr 誰でもアカウントを作ってデータ登録ができる

二点目は、データの量を重視する方針から、質を重視する方針への転換です。これまでのData.gouv.frは35万種類ものデータセットが公開されており、データの量としては米英をはるかに凌駕していました。しかし、データの重複も多く、特に統計データに関しては複数の政府機関が同じデータを登録していることも珍しくありませんでした。そこで今回、35万種類あったデータセットを1万3千にまで絞り、質を上げるとともに、検索のしやすさ再利用しやすさをより高めることを重視する方向に転換しました。

参考: Etalab :  un nouveau portail pour démocratiser l’« open data »

天からの眺め、フランス、ロワール=アトランティック県がリリース

2013年9月30日 in Special

フランス西部、大西洋に接しナント市が位置するロワール=アトランティック県が「天からの眺め(Vue Du Ciel, View From Heaven)」というアプリケーションを開発しました。「天からの眺め」は約6,815平方キロメートルに及ぶロワール=アトランティック県全域を、約6,500枚の画像データでカバーし、上空からの様子をシームレスに見ることができるアプリケーションです。

「天からの眺め」が優れているのは、2012年に撮影した画像と過去の画像を並べて比較できる点です。過去の画像データとしては、2009、2004、1999、1949年の4種類が提供されており、さらに1850年の地図データとの対比もできるようになっています。場所の移動やズームイン/アウトなどの操作に対して、左右の地図はスムーズに連動して動きます。画像の精度はピクセルあたり20センチメートルとのことです。

「天からの眺め」では、2012年の画像データをECW形式で自由にダウンロードすることもできます。ライセンスはCreative Commons Attribution – Share Alike 2.0 (CC-BY -SA)が採用されています。

以下の画面はナント市郊外の様子を表したもので、2012年(左)と1999年(右)でどのように変化してきたのかを眺めたものです。天から眺めると、ナント市郊外ではこの期間に農地が工場や住宅へと変わったことがよく分かります。

 

 

興味のある場所を選び、左の画面で2012年の状況を確認し、さらに右側で1850年から1949年、2004年とさかのぼることで、その土地がどのように変わってきたのかを、まさに天から眺めることができます。天国のご先祖様たちがロワール=アトランティック県の変化の様子をどのように感じているのかは、神のみぞ知るところです。