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by okfj

急募:Crisismappers コミュニティはデータ作成者を必要としています

2014年4月27日 in News

オープンデータ/オープンナレッジはCrisismapping とどのような関係があるのでしょうか?危機が起きたとき、私たちはオープンデータ/オープンガバメントのエコシステムの中で暮らしているのです。私たちはリアルタイムに探し、作り上げ、事を始めます – 会話は、すばやく行動へと切り替わります。

2013年11月19日(火)に、School of Data(データの学校)は、ナイロビ、ケニアで国際Crisis Mappers (訳注:有事にGIS技術を核として人道的支援を行う国際的なボランティア団体)会議(ICCM)の国際会議の一部としてまる一日の会議前講習会を主催しました。イベント全体では、知識や研究、地図からデータ、モバイルやセキュリティ、といった内容を提供するトレーニングに対して世界中から110名以上の参加者をホストしました。Crisismappers コミュニティでは、人道主義者、政府のスタッフ、市民社会の実践者、研究者および科学技術者が共通の対等な空間に集まります。参加者は、人権、反腐敗および紛争後地帯での人道主義的な対応および経済開発といった多岐に及ぶプロジェクトに取り組みます。自らの作業にデータを利用することにフォーカスしているセクター横断的なコミュニティの輝きは、より素晴らしいネットワークの一員としてのオープン・ナレッジ財団の重要性を強調します。データ作成者の世界的なネットワーク作りは地道なタスクの積み上げです。私たちの目標は、共有と共同作業の輪を広げる仲間を訓練する指導者の育成です。

私たちがつながっているコミュニティには最近の例では次のようなものがあります:
寄贈者によるOpen Spending ツリーマップ:対外援助透明性 – 信頼(フィリピン)および初期段階の成果 – Micromappers YolandaOKFNラボでインキュベートされたCrowdcraftingを使用)。

Crisis Mappers と一緒にSoda を料理する

Steve とデータの学校

(Steve Kenei、開発イニシアチブ

データというのは、私たちがそれを活性化するまでは単に単語にすぎません。私は、データの学校を「Soda(Source Oriented Data Acquisition:源泉指向データ収集)」チームと呼ぶのが好きです。主な材料(コミュニティ、問題/課題の記述、データセットとツール・メニュー)を使って、彼らはデータを利用可能で、行動可能なものにするために他の人と一緒に作業します。

セッション(ICCMのためのihubでのデータの学校のセッション)中のデータの学校

スプレッドシートの利用、データのクリーニング、データ視覚化とジオコーディング方法などを含むデータ・トラック・ワークショップ。休憩も取らずに、このトラックに一日中いる人もいました。トラックはDevelopment Initiatives のSteve Kenei によるスプレッドシートのトレーニングで始まりました。続けてInternews Kenya のAgnes Rube によるOpenRefine とデータ視覚化の紹介が行われました。トラックは最後にデータの学校のメンターKetty Adochによって締めくくられました。ワークショップは、市民社会団体がデータに基づいて持っている課題を扱うことを目指しました。刺激的な結果のひとつは参加者の集中ぶりと意思でした。彼らは休憩も取らず、学習を補助するためにさらに自分のデータセットを持ち込みました。

コミュニティとアイデアがつなぐもの:

Ketty Adour, Fruits of Thought

会議前イベントを含むICCM会議は、マップ、データ、研究及び技術が詰め込まれたものでした。ほとんどのイグナイト・トークとパネルは、オープンデータへのニーズのいくつかの段階、あるいはデータの倫理、データの品質、データ収集の方法論といった領域に及ぶ課題に言及しました。Ketty Adour(今年のICCMフェローのひとり)は、OpenStreetMap を使ったウガンダでのFruits of Thought のコミュニティ・マッピングの構築に関する経験を共有しました。

次のステップ

自主的に開催されたセッションの間に、国連OCHA のLuis Capelo と一緒に、私は、オープンデータの機会と挑戦に関する討議を主催しました。出席者にとってオープンデータとCrisismapping に関する議論は良い訓練になりました。

我々は、コミュニティに向けた少数の具体的なアクションを決定しました:

  • 人道支援データに興味を持っているCrisismappers のための共通のデータ共有スペース。
  • インパクトの共有と、推進力の構築を支援する、Crisismappers オープンデータ・ワーキンググループ。
  • スキルや各分野のリーダーシップ構築を支援するトレーニングと指導者向けプログラム。

Crisismappers コミュニティは、メーリング・リスト、ウェビナーおよびNING サイトで強く結びついた5000人以上のメンバーです。毅然としたアクションと政策を結合するために必要なものの最前線にいる、この活気に満ちた地図とデータ作成者のコミュニティへの参加をぜひ考慮してください。私たちの様々なワーキンググループ開発のためのオープンデータ・パートナーシッププログラムも参照してください。

いくつかの追加リソース:

原文(2013/11/25 Open Knowledge Foundation Blog 記事より):
Original post Dispatch: Crisismappers Community needs Data Makers / Heather Leson, licensed under CC BY 3.0.

クライシスレスポンス用アプリ・サービス事例4 OSM Tasking Manager

2012年12月10日 in Special

内輪のツールで恐縮だが、今回はHOT(Humanitarian OpenStreetMap Team:人道支援OpenStreetMap チーム) が使っているOSM Tasking Manager を紹介させて頂く。

大規模災害・政治的な迫害・疫病など、国連や赤十字などが緊急支援を始めるような事象が起きた場合、OpenStreetMap で該当エリアの地図を描くことで支援作業の手助けをできることが多い。緊急支援が必要な場所は、マップが整備されていないことが多いのだ。
そんな時、HOTチームではマッピング(地図描き)の作業をマッパー(地図の描き手)が作業しやすい適度な大きさに分割するOSM Tasking Manager というサイトを立ち上げる。

実際の例をご紹介しよう。
HOTチームは現在イギリスの「国境なき医師団」とコンタクトを取っており、彼らから見て優先度の高い地域からマッピングを進めようとしている。この中でも優先度が高い地域としてコンゴ民主共和国が挙げられた。コンゴでは内乱と治安悪化が続き、国内難民が発生しており、多方面での支援が必要な状況下にある。これを受けて下記2箇所のマッピングタスクがつい最近アクティベートされた。

1.ゴーマ(Goma)の西側
2.ブカブ(Bukavu)付近

上図はGoma西側の例だが、地図が適当な大きさの矩形で区切られている。白(透明)は未処理、赤は処理済、緑は処理済かつ検証済、白抜きのオレンジは現在処理中を表す。マッパーは未処理の矩形の中から好きなものを選んでマッピングし、終わったら処理済にして次の矩形に取り掛かる。まさに「マイクロタスキング」である。(尚、このサイトで作業に参加するにはOpenStreetMap で予めアカウントを作成しておく必要がある)

下図は選んだエリアを編集する画面だ。flash アプリなのでPCとブラウザさえあればどこでも編集できる。OpenStreetMap ではマイクロソフト社のBing 衛星画像を地図トレース用として利用する許可を受けているので、それをなぞり描きすることが主な作業となる。
ひとつの矩形は概ね1時間程度でマッピングできるサイズになっているため、自分の使える時間で、1日にひとつかふたつこなしていく、といった作業となる。OpenStreetMap の登録ユーザ数は世界で年内にも100万人になろうかというところだ。ひとりあたりの作業はごくわずかであっても、参加者が多ければそのパワーは計り知れないものになる。

出典: OSM.org

こういった作業を経験しておくと、いざコトがあった時にスムーズな対応が可能だ。日本にはウェブで使えるマップがいろいろあるために、改めてマッピングする必要性は一見無さそうだが、それは都市部の話で、山間部や離島では使えるマップが紙でしか無いといったケースがよくあるのだ。

クラウドソーシングを地で行くOpenStreetMap の使い方はあなた次第だ。こういった活動に興味ある方はぜひマッピングに参加してみて欲しい。

またOSM Tasking Managerはオープンソースとしてgithubで公開されているので、このソースをベースに別のアプリケーションを開発することもできる。地図を区切って、何らかの作業を分割するような使い方であればいろいろ応用できると思われる。興味ある方はその応用にもトライしてみて頂きたい。

オープンデータ活用&マッピングイベント@会津若松(報告)

2012年12月2日 in Events

マッピング前

「オープンデータを活用して車椅子マップを作ろう!」ということで先日11/4(日)に会津若松市でマップ作りのイベントを開催しました。その時の報告です。

このイベントにはふたつの目的がありました。ひとつ目はオープンデータの活用です。今回は市民参加型の地図作り活動であるOpenStreetMap に国土地理院の基盤地図情報から道路や建物の形状を、会津若松市の公共施設所在データから公共施設の位置や名前をオープンデータとして取り込みました。これらは当日の前に事前準備作業として行いました。

ふたつ目は車椅子マップの作成です。作成とはいってもイチから作るのではなく、自身も車椅子利用者であり、OpenStreetMap の活動への参加者でもあるドイツのラウルさんが仲間とともに開発したWheelmap を利用しました。Wheelmap は車椅子利用者が自分で行けるお店や施設を探すためのマップです。データ登録の仕組みはごくシンプルです。OpenStreetMap をベースに、車椅子利用者が自分で行けるところには「車椅子可」、一部に問題があるがおおよそ行けるところには「車椅子一部可」、全く行けないところには「車椅子不可」の印を付けます。そうするとマップ上でそれぞれ緑・オレンジ・赤と、信号とよく似た色あいで表現される、というものです。未調査であれば灰色で表現されます。

10分割したマッピング対象エリアを3チームで分担

当日は14名の方に参加して頂きました。大学、自治体、地元で市民活動に関わっておられる方々、エンジニアなど、多彩なメンバーです。午前中にOpenStreetMapの概要ユニバーサルデザインとWheelmap についての説明を行い、午後からは3つのチームに別れて街に出かけました。私は女性4名のチームに参加させて頂き、まずは喜多方ラーメンの店で腹ごしらえ。ラーメンは美味しかったのですが、入り口に10cmほどの段差があり、車椅子で独力では通れなさそうでした。しばらく歩くうちにみなさんコツが飲み込めたようで、予定の再集合時刻前に3チームとも分担エリアをコンプリート!
結果は左下図の通りですが、緑マークが多く、地元の方はホッとされていました。わが町がどのように評価されるのか、気になっていらっしゃったようです。
締めにみなさんの感想を伺いました。普段と違う視点で町を見ることができて良かったというご意見が多かったのですが、ひとり、車椅子で来る人がいなさそうなところまで、こういった印を付けることが本当に役立つのだろうか、という辛口のコメントをしてくださった方がいて、その意見がいちばん心に残りました。

マッピング後

今回整備した車椅子マップには従来のバリアフリーマップとは異なる特徴があります。それはデータがオープンである、という点です。OpenStreetMap は世界地図なので、そのデータは日本国内はもとより世界とつながっています。各国語での名前も登録できる仕組みになっていますので、例えば会津若松の方が大阪に行っても、ヨーロッパに行っても同じ地図を利用することができます。逆も然り。さらにはこのデータを利用する当事者が自分でデータを追加・更新できるのです。

オープンなデータはいともたやすく世界をつなぎます。さあ、あなたも世界をつなぐ営みに参加してみませんか。